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過去の栄光にすがることほど惨めなことはない

2022.04.21

当たり前のことですが、建物は古くなります。

私の記念すべき第一号の物件は、購入当初、築27年だったのですが、不動産投資を始めて17年ですので、今や築44年になってしまいました。

また、土地購入からの新築投資もしていますが、初めて新築してからもう8年です。

築ウン十年の物件になってくると、よほどの立地の良さや建物の広さ、もしくはかなりのリフォームをしていない限りは家賃勝負になってきます。

古い物件の場合は、購入当初から新築・築浅物件と戦っているため、常に競争力を高めるための工夫をするものです。

ところが、これは自分自身に言い聞かせるためにもお伝えするのですが、新築・築浅物件だとなかなかそうはいきません。

「新築時にけっこうなお金をかけたから・・・。」「今までは広告料を出さなくても決まってきたから・・・。」「空室がでても、そんなに大掛かりなリフォームをしなくても、すぐに決まってきたから・・・。」

というような感じで、<新築・築浅>というそれだけに頼ってしまって、競争力をそれ以上アップさせるような努力を怠ってしまうことが往々にしてあります。

今年の1~3月の繁忙期は、たまたま築浅物件の退去が重なり、入居募集でけっこう大変だったこともあり、より痛感しています。

やっぱり私の中で、「今までは・・・。」「今回もこれまでと同じようにやれば・・・。」という甘え?驕りが振り返ってみると、正直かなりあったのです。

そのためか、結果的に空室期間がいつも以上に長くなってしまいました。

空室相談をお受けするときに、相談者様に対しては、客観的に、

これまでどうだったかとかは関係ありません。だって、今現在、空室期間が長くなっているのでしょう?なので、考えられる空室対策を一つずつやってみましょう。」というようなアドバイスをさせていただくことがあります。

ところが、いざ自分の物件になってみるとそうはうまくいきません。

不動産投資に限らず、どんな仕事でもそうですが、「今までは・・・。」というようなフレーズが自分の口から出た時は、注意しないといけませんね(><)

来月の退去予定の連絡がまた入ってきました。

これまでの入居募集の成功体験はいったん忘れて、初心に戻って頑張りますっ!

まとめ:
「過去どうだったか」ではなく、「今どうなのか?」「どうすべきなのか?」に注力しよう!

今回は、できるだけ客観的に空室対策に取り組む必要性についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。