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大規模修繕と資金繰り

2020.06.25

日本政策金融公庫から、久しぶりにお金を借りました。

私の取引支店では、融資の担当者が完全にリモートワークということで、通常、必ず実施される面談がなく、電話でのヒアリングだけで融資決定まで進みました。

賃貸業では、そこまで金額が必要ないだろうとのことで、結局、申請額の3分の1ぐらいになってしまいましたが、金利も安く、また、その利子も当初3年間は補給されるということで、借りて損はないものと思います。

無担保なのも大きいですものね。

そこまでコロナ禍で退去が続いたわけではありませんが、少なからず影響も受けましたし、また、今後もどのようになるのか不透明なところがあるので、手元の資金を少しでも厚くしておきたいところです。

別口で地銀にも打診しているものがあり、この機会にその銀行との取引を拡大させておこうとも考えています。

確かに、日本政策金融公庫などから融資を受けられるのは良いのですが、そればかりだと、他の地銀・信金さんとの関係ができません。

多少、条件が悪くなっても、金融機関の開拓・関係作りという意味では、民間の金融機関から融資を受けることは大事です。

ちょうど今、法人の一つが決算期末です。

毎年、法人税をしっかり払ってきているので、今期は外壁塗装などでけっこうな支出があり、法人税の圧縮を図っています。

でも、税金が少なくなるのはいいのですが、キャッシュアウトはしているので、手元の資金が寂しくなってきていました。

ですので、融資を受けることは手元に現金を取り戻すことになるので、今回の借り入れはちょうどいい感じです。

外壁塗装などの大規模修繕も、機会がないとなかなか実施に踏み切れません。

建物の維持や入居募集の競争力UPという視点からは、絶対に実施した方がいいことなのですが、手元からかなりお金が出てしまうことなので、ついつい先延ばしになりがちですものね。

今回、外壁塗装に踏み切ったのは、ちょうど梅雨時期で、この時期の塗装工事は、かなり安く済ませられるということも理由の一つです。

地味ですが、こういう塗装の発注時期なども大切なノウハウの一つですよね。

いろいろな大家さんとお話ししていると、リフォーム資金で融資を利用される方は少ないように感じます。

しかし、もし資金的なことが理由で大規模修繕を先延ばしされているのなら、遠慮なく融資を利用するのがオススメです。

特に、有利な融資制度が利用できる時勢であれば、生き残りをかけて、躊躇なくどんどん利用すべきだと思います。

入居募集も節税も資金繰りも、どれも密接に絡まっていて、それぞれをうまく実行していくことが賃貸経営では大切です。

計画的に賃貸経営を進めていきましょう!

まとめ:
節税や入居募集にファイナンス、全てをうまく調整して賃貸経営は成り立ちます。

今回は大規模修繕や資金繰りについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。