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決済直前に大ピンチ!本当に例外はないのですか?

2016.02.18

インフルエンザになりました。いや~、これだけ高熱が続くと、さすがにしんどいですね。(><)

関わっていた売買案件の決済が先週末に終わり、それで一瞬気を抜いたら、その瞬間にやられました・・・。病は気から、と言いますが、コレ、本当に真理ですね、いや、まったく。

その売買案件が、精神的・体力的に相当プレッシャーになるもので、なんと、決済数日前に契約が「白紙」・「違約解約」になるかもしれないという状況にありました。

共同媒介でしたが、一緒に担当した仲介会社の営業マンとのやりとりも、一日数十件にもなっています。朝から夜中までずっとやりとりが続いていましたので、お互いボロボロです。(涙)

とはいえ、無事に取引も完了でき、一緒に仲介をやり遂げたその営業マンとは戦友みたいな間柄になれた気がしたので、機会をみて飲みにでもいきたい気分です。

さて、個人情報もあるので詳しい内容はここでは書けませんが、このコラムで共有したいことの一つに、「基本的には~しなければならない。」という言葉を疑え、というのがあります。

今回、売却された物件は某銀行の抵当がついていて、決済当日の返済方法には、2つの方法がありました。(今回の取引特有のものです。)

1.売主さん名義で直接返済する方法
  買主さんが、売買代金を売主さんに入金し、
  売主さんがそのまま繰り上げ返済するやり方です。

2.買主さん名義で間接的に返済する方法
  買主さんが、売主さんの借りている銀行が指定する口座に
  買主さん名義でローン残高相当金額を入金し、
  残りの売買代金差額を売主さん口座に別途入金するやり方です。

今回、1の方法を選択していたのですが、決済の前日になって、突然、2でないとダメという話がでてきてしまったのです。

ただ、あまりに直前すぎて、事務手続き的に、今更2の方法には切り替えられない、というのが某銀行の回答でした。

どうしようもなくなり、契約そのものの白紙化や違約解約などの話もでてきてしまったのですが、念のため、「本当に例外はないのですか?」「この状況で予定通り決済するには何か方法はありませんか?」としつこく食い下がったところ、「実は、こういう方法があります。」と銀行担当者が、第3の方法を教えてくれたのです。

買主様側の営業マンに納得してもらうにもまた時間がかかりましたが、ようやくその方法で話がまとまり、無事に決済当日を迎えられました。

実は決済当日もまたいろいろあったのですが、入金や繰り上げ返済が無事に済み、司法書士さんとのやり取りまで済むと、ホッとしました。

そして、その瞬間にインフルエンザにやられた、というわけです。

しかし、あのとき銀行担当者にしつこく食い下がっておいてよかったです。

もし、それがなかったとしたら、今頃ひどいことになっていて、笑い話では済まされないと思うと、ゾッとします。(^^;

まとめ:
困ったとき、何か例外はないか探してみよう!打開策が見つかるかもしれません!

今回は売買に関し、例外的な方法でピンチから脱出できた体験談をお話ししました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。