着実、安全なヤドカリ的不動産投資法!?
先日、これから不動産投資をしようと考えておられる方より、ご相談をいただきました。
内容は、「節税対策としてワンルームマンションへの投資を考えているが、実際どうなんでしょう?」というものでした。
長年、会社勤めをされておられる方で、最近、投資用不動産販売の会社からよく営業の電話がかかってくるようでした。
「立地が間違いなさそうだったら、買っても大丈夫かな?」という雰囲気でしたが、
「節税を一番に考えるのだったら、やめておいた方がいいのですよ。何のために不動産投資するのかを考えて買わないと、本末転倒になり、うまくいかないと思います。」
と全力でアドバイスしました。
まだ、現金で購入というのだったらアリなのかもしれませんが、フルローンで考えているとのことでしたので、手元にキャッシュなんてほぼ残りません。
まして、狭いワンルームでは、競合がありすぎて、家賃をいくら下げても入居者が決まらない、という可能性も高いです。
購入されようとしているマンションで、他に入居募集されているような部屋がないか、調べてもらうようにもアドバイスしました。
そこから話をするうちに、ファミリー向けの広めのマンションや戸建を検討してみてはどうか?という話になりました。
数百万円で買える物件を探して、リフォームして貸し出す、または、売り出す、という投資法もあります、とお伝えしたところ、初心者の自分にはちょっとキツい・・・とのこと。
でも、賃貸暮らしということで、持ち家か、賃貸か、という話から、いったんは自分たち家族で住み、転勤のタイミングで貸し出し、また、新天地で物件探しをするという手法がおもしろいのでは、という話になりました。
また、同じようなやり方を、以前家を購入しようと思ったときに、考えたことがある、とのことでした。
この、ヤドカリ的不動産投資、実は、私も今現在、行っている投資法です。
古い物件を買って、住みながら手を加えていき、良い物件が見つかったらまたそちらに移住。
もちろん、子供ができると、学区の問題などがでてくるので、制限ができてしまうのですが、それでも、やりようによっては有効な投資法だと思います。
物件価格やローンの金額にもよりますが、自分が住んでいる期間は、当たり前のことながら、入居率100%なので、どんどん残債を減らしていけます。
徐々にリフォームしていける、という魅力もありますしね。
もちろん、一気に大きなローンを引いて物件規模をどんどん増やしていくような投資家さんにとってみたら、こんなやり方、チマチマしてて、おもしろくありません。
でも、資産背景や属性、または、リスク許容度から性格にいたるまで、その方その方によっていろいろな不動産投資のやり方があってしかるべきものと考えています。
一番は、「何のために不動産投資するのか?」ということ。また、「どのような投資方法なら、納得して、じっくり落ち着いて取り組めるのか?」ということだと思います。
いろいろな不動産投資成功本がありますが、あくまで参考程度に留めておき、しっくりする投資法を確立させてくださいね。(^^
まとめ:
堅実着実なヤドカリ的不動産投資法。人の意見は鵜呑みにせず、自分にとって最適な投資法を確立しよう!
今回は、不動産投資の手法の一例をお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
カテゴリー別に見る
おすすめ記事
- 戸建賃貸に物件名はつけるもの?... 7,229 views
- IKEAでお宝発見!手軽に後付けできるダウンライトの使用... 6,466 views
- 融資特約「なし」で売契できますか?... 4,824 views
- 規模企業共済の加入条件に「事業的規模」は含まれるか?... 4,718 views
- 定期借家契約と保証会社とは連動してる?... 3,862 views
- 賃料が急落する! 「サブリース2025年問題」とは!?... 3,437 views
- 実食!! 1粒5000円 350年前の梅干し... 3,064 views
- 住宅市場における2022年問題とは?... 2,800 views
- オリラジ中田さんステルス脱税疑惑⁉︎海外移住は節税になる... 2,488 views
- マンション敷地の「二重使用」で違法建築となる記事を読んで... 2,487 views
