2度目の契約キャンセル連絡に凹みました
「大変申し訳ないのですが、契約をキャンセルさせていただけますか。すでに契約書には署名捺印してそちらへ送付済みで、契約金も入金完了していますが、ご入居者様の身内に不幸があり、引っ越しを取りやめたいとのことで・・・。申し訳ありませんが、お金を全額返金していただけますか?」
またまたショッキングな連絡が入ってきました。
実はこのお部屋、つい先日も同じように、契約締結後、契約金の入金もあり、契約期間もはじまっていたにもかかわらず、入居前に解約されてしまった例のお部屋です。
先日のコラム⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10420
あろうことか、また同じように契約を白紙撤回して返金を要求された、というワケです。
今回は契約期間の開始前でしたが、それでもこちらはすでに契約手続きもすべて完了しているため、当然、他からの問い合わせや申込みなども断っています。
にもかからわず、何のペナルティもなしに契約の白紙解約を認めるわけにはいきません。
もちろん一方的に、
入居者=消費者=弱者
貸主=強者
とされてしまえばそれまでなのですが、訴えられてもいいと思い、
「契約締結も契約金入金も完了していますので、何もお返しできるものはありません。契約書にのっとり、解約の手続きをお願いします。短期解約違約金の設定もありますので、もちろん違約金も発生します。」
と仲介営業マンへ返答しました。
いくら御身内の不幸とはいっても、それと引っ越しとは別問題だと思いますし、第一それが本当の話かどうかも怪しいです。
想像ですが、契約締結されたあとも、他のお部屋の情報などをみていて、より条件のいい部屋を見つけたので、そっちにしたくなった、ぐらいの理由ではないかと思いました。
であれば、なおさら気分の悪い話です。
訴えられようが、裁判で長期化しようが、毅然とした態度で戦おうと決意した矢先、仲介会社から、
「入居者様にお話ししたところ、お金が返ってこないようなら、やはり入居したい、とのこと。ご面倒かけて申し訳ありませんが、先日の解約の話はナシにしていただき、このまま入居を進めていただいてもよろしいでしょうか。」
との連絡が入りました。
真相は分かりませんが、やはり他の空室に浮気して・・・ということだったのではと思います。
無事に入居はしてくれるようですが、あまり諸手を挙げて歓迎、という気分にはなれず、何だか複雑な気分です。
しかし、今回の一件でも改めて、
- 申込みが入ったら、一日でも早く契約を締結すること。
- 契約締結と契約金の送金を同時もしくは遅滞なく行うこと。
といった基本的なことを徹底するのが大切なのだと実感しました。
加えて「短期解約違約金の設定」ができれば、なお安全ですね。
ドタバタでしたが無事に満室に戻り、ホッと一息つけます(^^
まとめ:
入居申込みから審査、契約締結・契約金着金確認までは気を抜かず、一気に完了させよう!
今回は賃貸借契約のキャンセル騒動についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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