契約締結・契約金着金後の突然解約なんてアリ!?
2024.08.29
「すみません、契約者様から連絡があり、キャンセルしたいとのことです。既に契約締結されていますし、契約金も送金完了、さらに先日から契約期間も開始してしまっていますが、キャンセルはできないでしょうか。」
週明けに衝撃的な連絡が仲介営業マンから入りました。
お盆休み前に連続して入った申込みのうちの一件で、申込みから契約締結までとんとん拍子に進んだ案件でした。
しかし、契約前・契約期間前ならいざ知らず、今回は何もかも既に完了してしまっています。
契約期間も始まっているので、いわば、「食堂で食券を買って、料理を受け取り、席についたけど、やっぱり気が変わったから返金してよ。」と言われているようなものです。
なので、その仲介営業マンには、
- キャンセルではなく、解約になる。
- 契約金の返金などは当然になく、通常の一か月前通知による解約を受け付ける。
- 契約書の特約に記載の通り、短期解約違約金が発生する。
- 仲介店様にお支払いした今回の契約にあたっての広告料はもちろん返金いただく必要はない。
と、丁重にお伝えし、理解してもらいました。
併せて、
・御社は契約業務をしっかりとしたのだから、契約者様に仲介手数料を返金することはないのでは?胸を張ってその旨を堂々と主張されるべきと思います。
とお伝えもしました。
肝心の解約理由ですが、まだお部屋自体は使用されていないとのことで、環境的なことが気になったと言われましたが、営業マンもはっきりとは分からない模様でした。
私としては、お金のことだけを考えれば、家賃や礼金、さらには短期解約違約金までもらえるので損はしません。
ですが、やはり気持ち良くお住まい頂きたかったので、何だかとても残念な気持ちになりました。
入居者さんにとっては住みもしないお部屋に余計なお金を支払うことになってしまい、酷な話かもしれません。
しかし、それでも関係者の皆に迷惑をかけてしまったペナルティはしっかり負っていただかないといけないと思います。
いったん満室になったと思ったお部屋をこんな形で再募集しなければいけなくなってしまい、正直気が重いです。
幸いなことに、原状回復は完了しているので、まずはカギを返却してもらい、キーボックスの設置からのスタートです。
また一からの入居募集、頑張りますっ!
まとめ:
短期解約違約金の設定で、万が一の短期解約によるダメージを軽減できます。
今回は契約締結直後に超短期解約を受けた経験談をお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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