退去立会日の調整、この地味な仕事を甘くみると痛い目をみる
今年に入って一発目の退去連絡がきました。
退去理由は、マイホームの購入。
おめでたいことなので、もちろん「おめでとうございます。あと2か月ほどですが、よろしくお願いします。」と返しましたが、内心は「また退去か、年内にやっと満室になったのに、また入居募集がんばらないとな・・・。」と少し気が重いのが正直なところです。
退去連絡がきた時にとても大切なのが、原状回復工事の業者を押さえることです。
特に繁忙期の1~4月ぐらいまでの引越しシーズンはこれが非常に重要で、タイミングを外すと、空室になったのに、クリーニング完了が1か月先になってしまう・・・といったことが普通に発生したりします。
そのようにならないためにも、まずは、入居者さんとの退去立会の日時を確定させることが必要です。
引越しが完了して、荷物が完全になくなった状態で立ち会っていただき、カギを返却してもらうわけですが、この日時を確定させるのがなかなか難儀です。
というのも、退去連絡がきた時点では引越しスケジュールまでは決まっていないことがよくあるからです。
入居者さんによっては引越し格安パックなどを利用していて、日にちは決まっていても時間は前日にならないと分からない、というようなケースもあったりします。
ですので、できるだけ入居者さんには早く引越しスケジュールを確定してもらうことを忘れずに急かしておかねばなりません。
その次は、原状回復工事の業者さんの手配です。
ある程度、関係ができている業者さんであれば、クロス屋さん、クリーニング屋さんの予定を退去立会時から2週間程度、確保しておいてくれます。
もしくは、そのように事前に担当者に念押ししておくことも必要だと思います。
あとは、退去立会日の1週間~10日ほど前に入居者さんと工事業者さんに念のため日時の再確認をしておくことも何気に大切なポイントです。
入居者さんだけでなく業者さんも、うっかりアポを忘れてしまうことがあるからです。
単なるうっかりであっても、繁忙期の入居募集にとっては致命的なトラブルです。
また立合日の調整からスタートすることになってしまい、最悪、原状回復工事の完了がさらに1か月のびてしまう、ということにもつながりかねません。
退去立会の調整は、地味な仕事です。
でも、これを軽くみていると、この繁忙期は本当に痛い目をみます。
幸い、今回退去する入居者さんとは、すぐに日時を確定させることができました。
今年初めての入退去ですが、スムーズに入居募集に入っていけるよう、今から着々と準備を進めます!
まとめ:
繁忙期の退去連絡。
退去立会日の調整や工事業者の手配は、念には念を入れて確実に行なうこと。
今回は入居者からの退去連絡と退去立会日の調整等についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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