飛び込み営業を受けたら融資案件につながりました
「突然のお電話で失礼します。〇〇エリアを担当することになりましたので、一度お伺いしてご挨拶させていただきたく・・・。」
よくある訪問営業の電話がかかってきて、いつもならあしらうのですが、今回は営業を受けることにしました。
というのが、地銀の営業マンからのテレアポだったからです。
地元エリアでまだ融資取引のない地銀があるのですが、今回の営業電話は、その地銀の少し離れた支店からの電話でした。
地方銀行に限った話ではありませんが、一つの支店で融資取引がはじまると、他の支店はその取引相手に手出しできなくなります。
その融資対象者の担当がその支店、という具合に割り当てられてしまうのですね。
私とこの地銀とは融資取引がまだないため、この担当者は少し離れたエリアの支店からでしたが、最寄りの支店を超えて営業してきたのでした。
実際に訪問を受けて、話を聞いてみると、私だけではなく、市内にある法人のHPを片っ端から調べて電話をかけまくって挨拶アポをとろうとしていたところ、ようやくつかまったのが私だけだったとのこと。
20代後半の若者でしたが、そんな泥臭い営業ができる人も最近出会えないので、なかなか根性がある人物なのかなと感じました。
この地銀には、これまで何度か案件を持ち込んだことはあったのですが、まだ攻略できていなかったのでちょうどいい機会と思いました。
なので、お会いする時にさっと渡せるように、法人決算書2期分と確定申告書2期分を準備していました。
定型的な挨拶や、保険・投資信託などの商品説明を受けた後、お決まりの
「御社で何か直近で資金需要ありませんか?」
というフレーズを切り出されたので、決算書・申告書を取り出しながら、リフォーム資金や運転資金の必要性についてお伝えして、さっそく数百万円の融資を検討してもらえることになりました。
ちょうど人事異動で今回の支店へ異動されたタイミングだったようですが、金融機関への関係作りとしては、このような時が経験上、案件を検討してもらいやすいです。
誰でも新しく赴任してきた支店で、初の融資案件を手掛けたいと思いますものね。
最後はお互いに、「これを機会に融資取引が開始できるといいですね。」と話して、その営業マンは帰っていきました。
彼は支店に戻ると、さっそくメールをくれて、追加で提出してほしい資料の一覧が送られてきたのですが、なかなか仕事が早そうですので、この支店とも融資取引が始められるような予感がして、今から楽しみです。
ある成功されている大家さんに教えてもらったことに、帝国データバンクや東京商工リサーチなどの信用調査会社からの電話は、面倒臭がらずに応対して、登録してもらった方が後々メリットがある、というのがあります。
なぜかというと、そのような調査を受けて公開されたデータによって、銀行からの営業を受けられるからと話されていました。
たしかに、何か商品を売りつけてくるような会社からの営業は正直お断りですが、金融機関からの営業であれば、融資取引につながる可能性もあるのでむしろ大歓迎、というのも分かります。
今回の営業電話からの訪問を受けたのは、そんな話も念頭にあったからでした。
この金融機関からの融資案件の進捗は、また本コラムでも情報共有したいと思います!
まとめ:
信用調査会社からの電話が金融機関との融資取引につながる可能性もある!
今回は、テレアポをしてきたガッツある銀行員から営業を受けてみた経験談についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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