PAGE TOP

コロナ危機に直面して気付いたこと

2021.02.04

怒涛のような一週間が終わりました。

おかげで、体重2キロ減。

何にドタバタしていたのかというと、コロナ対応です。

数年前から実践している、 不動産・福祉連動投資法ですが、自身がグループホームを直接運営する形態をとっています。

いわゆる社会福祉施設の一つになりますが、ここでコロナ陽性者が出てしまいました。

発熱の症状があったため、保健所と連絡を取り合いながら検査したところ、結果は陽性。

該当者はそのままホテル療養に入ったまではいいのですが、ややこしいのがここからでした。

このグループホームでは、他に5名が共同生活を送っていました。

当然、この5名は濃厚接触者になり、これに加え、管理者やスタッフ数名も同様に濃厚接触者として、検査を受けることになりました。

結果は、入居者さん2名とスタッフ1名が陽性。

これを受け、濃厚接触者ではないけれども念のためということで、私を含めた他2名のスタッフも追加で検査を受ける・・・そんな1週間でした。

幸いなことに、追加で検査を受けた私も他の2名のスタッフも陰性。

しかし、生きた心地がしなかった、というのが本音です。

ところが、地獄はそこから始まります。

そう、運営しているのは、精神疾患を抱える方のためのグループホームなのですが、

  • そもそも、ホテル療養は基本的に受け入れてもらえない(一人目は障害が軽く、何とか受け入れてくれた)。

  • 他の陽性者は自宅療養となるが、陽性者と陰性者が混在することになる。

  • 障害者は一人では自炊できない。しかし、陽性者のいるグループホームへ陰性のスタッフは配置できない・・・

という、非常に困難な状況です。

考えて考えてようやく出た答えが、空室物件に陰性者を分離して移動してもらうこと。

そして、陽性者はそのまま自宅療養として出前サービスなどを利用してもらい、玄関ごしの声掛けなどで応対することにしました。

こういうとき、行政なんてひどいもんです。

何でもダメ、あれもダメこれもダメとダメ出しをするだけしますが、結局、自分たちでこの難局を乗り切るしかありません。

しかし、陰性者を分離させることができたからといっても、今度はこちらの支援を行う必要があります。

そう、分離した分、人件費も発生してきてしまうのですね。

さらに、陽性者が出たグループホームのスタッフの休業補償などが重なってきて、トリプルパンチ。

本当に死にかけになりました。

結果的には、陽性と判断された入居者さんもスタッフも、全員、無症状。

ホテル療養していた方も、もともと平熱の高い方で、熱が高かったのはほんの一日だけということでした。

結局、来週にはもとの平常時に戻っていいと保健所より連絡があり、何とか乗り切れそうな状況になりました。

今回、やっぱり不動産に救われたなと思っています。

この、福祉と不動産を組み合わせる投資法を発見できたのも、もちろん不動産投資があったからなのですが、今回の空室を使う、という逃げ道があったのも、また不動産投資のおかげでした。

今回の危機を経験したおかげで、また一つ強くなれた気がします。

今回はたまたま空室があったおかげで助かったのですが、今の時期はあらかじめ戦力に余力を持たすという意味で、不動産の空き家ストックを持っておくことがいいと思っています。

しかし今回のコロナ騒動、今まではどちらかというと、入居者さんの退去とか、そんなレベルでしか分かっていなかったのですが、いざ、自分で検査を要請されるようなことになると、社会への影響を痛感しますね。

まだまだ大変な時期は続きますが、お互い心とカラダの健康には気を付け、うまく乗り切っていきましょう~。

まとめ:
当事者になって危機に直面し、初めて気づくことがある。

今回は、コロナ危機に遭遇した経験談についてお伝えいたしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。