当たり前のことを当たり前にする⇒長期入居につながる!
2023.02.09
先週から、古家物件で立て続けに漏水トラブルが発生しています。
パッキン交換等の簡易的なもので済んだものもあれば、築ウン十年の古家のため水栓の老朽化がひどすぎて、水栓を交換しないといけないものもありました。
でも、どちらも比較的早く修繕業者さんを手配できたため、特に大きなトラブル・クレームにはならずに済みました。
過去に退去された方に、「この物件に住んで良かったことは?」とヒアリングしたことがあります。
誕生月にちょっとした小物をプレゼントしたり、再契約時にハウスクリーニングをサービスしたりしていたので、てっきりその手の回答をもらえるものと思っていました。
ところがまるで予想外。
この方の回答は、「エアコンや給湯器のトラブルの際、迅速に修繕業者を派遣してくれたので、ストレスを感じなかったこと。また連絡もスムーズで、放置されることもなかったので安心できたのも大きかったです。」というものでした。
これ、意外に考えさせられた結果です。
トラブルが発生した際に、できるだけ早く修繕業者を手配したり、設備・部材を注文したりするのは、何も特別なことではありません。
また、入居者さんと連絡を密にとるのも当たり前のことです。
しかしこのアンケートの回答をくれた入居者さんに聞いてみると、以前住まわれていた物件では、
- トラブルが発生しても、なかなか業者を派遣してくれない。
- 業者手配に時間がかかるなら、一言連絡をくれればいいのに、そんな連絡すらない。
- 業者を手配したらしたで、マル投げ感が満載。一言フォローの連絡でもくれればいいのに、何もない。
ということでした。
なるほどなと思います。
確かにどの不動産業者も忙しいのは事実です。
管理会社でいえば、一人で何百戸も担当していることが多く、入居者さん一人一人にキメ細かい対応が常にできるかというと、難しいのが実情と思われます。
にもかかわらず、連絡がつきづらかったり、すぐに意思決定をしてくれない大家さんだったりすると、トラブルで困っている入居者さんとの間で板挟みになってしまい、どうにもならずにパンクする、というのはよくある話です。
だからこそ、我々、不動産投資家は、依頼している不動産会社の実情を踏まえた上で、入居者さんが日常生活でできるだけストレスを感じることなく過ごせる環境を一緒に作っていくように意識する必要があります。
入居者プレゼントやサービスなど、他のライバル物件にないものを提供するのはもちろん大切です。
でもそれ以上に、入居者さんのトラブル発生時に迅速・スムーズに解決できるような体制を作っておきましょう。
そうすれば、入居者満足度が上がり、長期入居が実現できます。
入居者が退去しないこと=最強の空室対策ですものね!
まだまだ繁忙期が続きます。
一緒に空室対策や入居募集を頑張っていきましょう!
まとめ:
入居者に発生したトラブルをできるだけ早く解決してあげること。
地味だがこの積み重ねが長期入居につながります。
今回は、入居者に発生したトラブルを早期解決することのメリットについてお伝えしました。 何かの参考にしていただければ幸いです。
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