上京してくる若者を男二人のルームシェアとして応援する
私が運営している物件を、居室面積で区分けすると、
スモールサイズ・・・シェアハウスの一室
ミドルサイズ・・・1K
ラージサイズ・・・1LDKやテラスハウス、戸建など
という感じになります。
このうち、私のエリアで空室がでると、もっとも入居募集に苦戦するのがアパートの1Kタイプのお部屋です。
なので、できるだけこの手のアパートは買わないようにしてきましたし、また、売却も進めてきました。
先日、この1Kのお部屋の入居者さんより、 「今度上京してくる友人がいて、とにかく格安で部屋を探している。また、自分ももっと家賃を下げたい。それで、この部屋に一緒にルームシェアで住んでもいいか。家賃は1万円上乗せして支払うので。」と連絡がありました。
「でも、7帖ぐらいしかないお部屋に男二人で住むのって、逆に大丈夫ですか?」と聞くと、「全然大丈夫です。どうせ部屋に帰ってきても、お互い寝るだけだし、家賃が一緒に住むだけで何万円も安くなるんだったら、そっちの方がよっぽどいいので。」とのことでした。
少し前に、都心の一等地にある区分マンションの一室を、とても小さな部屋に区分けして、上京してくる女性に向けて賃貸するスキームが、脱法シェアとして叩かれたことがあります。
「そんな狭い居住空間に割高な家賃をとって住ませるなんて、けしからん!」というのが世間一般的な論調でしたが、一方では、実際に住んでいる方にとってみれば、「一等地に、この家賃で住めるのだったら、どうせ部屋なんて寝るだけだからこれでいいのに・・・。」という声も一定数あったのも事実です。
部屋の住まい方も人それぞれで価値観も違うのですから、決して考え方を押し付けるのはよくありませんよね。
今回のお申し出に対しては、
- 近隣やアパートの他のお部屋に迷惑になるような行為をしないこと。
- 家賃を別々に払うということではなく、これまで通り、契約者本人が上乗せした家賃を支払うこと。
などの約束をしていただいた上で、受け入れることにしました。
自分も昔、節約してお金を貯めるために、男6人で小さな戸建にぎゅうぎゅうになって住んでいたのを思い出しました。
一時は、2段ベッドや押入れを駆使して6帖の和室に男3人で住んでいたこともあるぐらいなので、今回の7帖の居室に男2人で住むぐらいなら余裕かも、とも思えます。
あとは、夢を持って地方から上京してくる若者に割安で住んでもらって、その夢を応援できるというのも、不動産投資の醍醐味ですものね。
いろいろな価値観・考え方を受け入れながら、満室経営、がんばります。
まとめ:
入居希望者の声に耳を傾けて、賃貸経営に活かしていこう。
今回は、入居者からルームシェアの希望を受け、それを受け入れて家賃UPした事例についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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