重宝がられる買取業者としての位置づけ
2021.06.03
先日このコラムでもお伝えした、「市場から相手にされない物件」の売買契約を締結してきました。
先日のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=8122
仲介会社の営業マンにとっては、「両手の取引き(買主・売主双方から手数料を獲得できる仲介)」ということで、終始ホクホク顔でした。
また、買主である私にとっても、価格交渉を有利に進めてもらえたり、各種の期日を有利に設定してもらえたりして、その恩恵を受けています。
今回の契約は、
- ローン特約無し
なので、仲介会社もキャンセルにならないと判断し、積極的に動いてくれています。
さらには、仲介会社からは、「物件を取得後、リフォームされて、再度こちらに仲介を依頼してもらえないでしょうか。」と交渉がありました。
売主・買主双方から手数料を獲得することを業界では両手とか、ダブルとか言いますが、これの2往復で手数料4倍みたいなものを想定されていたのですね。
今回はリフォーム後、転売するのではなく、そのまま賃貸で稼働させる方向と伝えると、多少がっかりした様子が見られました。
しかし、ローン特約無しで契約してくれる優良な買主、と判断してくれたのか、売買契約の締結後、仲介会社の支店長や他の営業マンに紹介され、名刺交換もしました。
さらには、「こんな不動産もあるんですけど・・・。」と一般のエンドユーザーには売れそうにない、線路沿いで築年数が古く、残置物もいっぱい、という物件を紹介されました。
値段が決まっていないということで、ざっとその場で希望価格を伝え、正式に売買に出される際には一番に紹介してほしいと伝えました。
こういう経験をすると、つくづく不動産って縁のものだなと痛感します。
また、「コイツは買える客だな。」と仲介会社に認識させることができれば、それだけで物件情報が集まってくるのも面白いところです。
今回、売買契約した物件も訳アリ物件で残地物が満載だったり、擁壁があったりで普通では売れない不動産でした。
それをローン特約無しで買ってくれる、というので、その仲介店舗の営業マンの中で話題になったというワケです。
このような感じで、業者でなくても、「買取業者(のようなもの)」と認識されると、不動産取引では強いです。
仲介会社は当たり前のことながら、1件でも多く「確実」に取引をこなすことが求められます。
そのため、
- ローン特約無しでキャンセルしない客
- 買った後、リフォームしてから再度仲介を依頼してくれる客
- ややこしいことを言わないで、意思決定を早くしてくれる客
といった具合に、「買取業者と同等の客」と不動産会社に思いこませることができれば、プラスの効果があるかもしれません。
まとめ:
「買取業者と同等の不動産投資家」と認識されれば、優先して物件紹介を受けられる可能性あり!
今回は、買取業者として動くことのメリットについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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