不正取引がなくならない!?
2021.05.27
前回のコラムでもお伝えしましたが、物件の融資について某地銀に打診したときのことです。
前回のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=8122
その際、担当者に「ネット情報では、不動産投資について門戸が閉まっていたのに、この4月から積極的に融資を出すようになったとあったのですが、本当ですか?」と聞いてみました。
すると、その担当者は、「えーっ、そんな話が投資家さんの間で広まっているのですね。でも、我々は個々の案件について、あくまで個別で融資審査をするので、一概に融資を出す、出さないなんてウソでも言えないですけどね。唯一言えるとしたら、案件を持ち込んでくる不動産会社を厳しく審査するようにはなりました。」と教えてくれました。
その担当者さん曰く、不動産会社からの書類偽装は今でもかなり多いとのこと。
コテコテですが、二重に取り交わされた売買契約書や架空に水増しされた自己資金のエビデンス資料などが、いまだにかなりの件数あがってくるようです。
そのため、取引のない不動産会社からの案件は門前払いしているような状況、とのことでした。
金融機関からの融資が厳しくなった、とはよく言われていますが、このような不正取引を助長するような案件がなくならない限り、残念ながら、融資環境が改善していくことはないのでしょうね。
だからこそ、不動産投資をする人間は、
- 満室経営を続け、機会損失を限りなく小さくすること。
- 散財することなく、しっかりと自己資金を蓄積すること。
- 適切な修繕を実施して、物件の競争力UPおよび維持管理につとめること。
- コツコツ、確実に返済を続けること。
というような、基本姿勢を改めて再確認することが必要だと思いました。
また、金融機関の情勢などの一般論や噂に振り回されるのではなく、地に足付けて、目の前の空室を埋めて、満室にすることこれが何より大切なことのように感じます。
新しい物件を探す、というのも大切なことなのですが、やはりバケツに穴が空いたまま放置していては、賃貸経営はうまくいきません。
まずは基本の空室対策で、一つ一つ空室を埋めていくことを心がけたいと思います。
私も現在、2部屋の空室を抱えています。
まずは満室を目指して、一緒に空室対策を頑張っていきましょう~。
まとめ:
目の前の空室から目をそらさないで満室経営を続けること。
これが物件取得や金融機関対策にも活きてくる!
今回は、金融機関の営業マンから教えてもらった昨今の金融情勢と空室対策についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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