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相続対策、第2弾を実行しました

2021.04.15

44歳になりました。

2006年から始めた不動産投資ですが、先日、前年の確定申告を無事終えて、今回で15回目の申告となりました。

今期は、不動産投資の第16期目ということになります。

今回の確定申告は、青色決算申告書のうち、売上(賃貸料)の部分を奥さんに担当してもらうという初めての試みを行ないました。

実はこれ、私にとっては画期的なことでした。

なぜかというと、私は、家族には超秘密主義を通してきたからです。

秘密主義というと、何かやましいことがあるように聞こえるかもしれませんが、決してそのような意味ではなくて、特に奥さんには、自分の収入や資産はもちろん、自分の予定や行動などは捕捉されたくなかったのです。

なんか嫌じゃないですか、財布の中身を配偶者に見られるのって・・・。

でも、数年前から、「自分が突然死んだら、これまで投資してきた物件のことなど家族がわからず、家族も入居者も困ってしまう事態になってしまう・・・。」「せめて何がどこにあり、また、どこに連絡したら解決するのか?ぐらいはまとめておこう。」と考え、年に1度、家族へ向けた「遺書」を書くようにしてきました。

遺書といってもそんなたいそうなものではなく、不動産や保険などについて、どこを見てどこに連絡したら解決しやすいか、みたいなことをA4で2枚ほどにまとめています。

何もないより簡単でも書類が一つあるかないかで、万が一のときには違ってくるかもしれませんものね。

ただこれだけではなく、今年は思い切って奥さんに確定申告書の作成を通して、不動産を引き継ぐことを真剣に考えたのでした。

それで今回は確定申告のうち、まずは、青色申告書の売上部分を把握してもらったわけです。

別段、それほど時間のかかるものでもなかったのですが、作業を終えて、「あんた、ほんまにややこしいことしてるな・・・。今回でやっとわかったわ。」というのが奥さんの感想。

まあ、普通の賃貸アパートだけでなく、若者向けシェアハウスとか、障害者向けグループホームを運営しているので、普通の不動産投資家さんに比べるとかなりのややこしさはあると思います。

でも、これまで家族には秘密主義を通してきましたが、情報を公開すると、何だかスッキリした気がします。

もし、この瞬間、自分に何かあっても、まあ何とかなるんじゃないのかなという気すらしてきました。

相続って別に相続税がかかる、かからない、というような話だけではありません。

残された者を困らせない、という配慮も必要です。

あと、これは気付いたことなのですが、相続税なんてビタ一文払いたくない!と思うのは、実は、自分は不動産投資で成功しない!と宣言しているのと同じではないかな?ということです。

なぜなら、不動産投資・賃貸経営がうまくいくと、当然残債も減り、債務超過ではなく、資産超過の状態になっていくはずです。

これはつまり、もちろん規模にもよりますが、順当にいくと相続税がかなり発生するようなレベルになります。

だからこそ相続対策が必要になるのですが、ということはやはり、将来、相続対策をした上で、残された者が相続税もたっぷり納税して生き抜けるようにしておこう!と考えた方が、今の自分自身の不動産投資もうまく行く気がしています。

「相続などまだまだ自分には早い!」と思われるかもしれませんが、一度、万が一のことも考えておくと良いのかもしれません。

まとめ:
万が一のことを想定して、不動産投資を進めよう!

今回は、自分に万が一のことがあった時の賃貸経営について、思っていることを共有させていただきました。

何かの参考にしていただければ幸いです。