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リスクをとって高利回り⇔ストレスとの戦い!?

2018.08.16

家賃が未納で連絡が取れなくなっていた入居者の「夜逃げ」が発覚しました。

その隣の部屋の入居者Aさんが、「昨日、大きな荷物を抱えて出ていくのを見たけど、あれ、引越ですよね。段ボールもいっぱい出てたので。でも、電気もつけっぱなしだったので、念のため大家さんに連絡しました。」と教えてくれたのです。

念のため、本人のメールアドレスに、「安否確認のため、お部屋に立ち入ります。」と連絡を入れてから居室に踏み込んでみたところ、案の定、夜逃げの後。

しかし、粗大ごみが散乱していたくらいでお部屋自体はたいしたダメージもなかったのが、せめてもの救いでした。

また、変に居座られて、家賃も支払ってもらえないし、引っ越しもしてくれない、というのが最悪の状況なので、そう考えるとまだラッキーなのかもしれません。

ただ、私、この方は夜逃げなどの問題を起こすだろうなと、入居当初から思っていました。

というのも、引っ越してきたときから、不良入居者の3要素?が揃っていたからです。

  • 契約金が払えないので、分割払いを希望していた。

  • 数日中に入居したいと言ってきていた。

  • 仕事を辞めて、転職のための引越ということだった。

お金がない、急いで入居しようとしている、転職・・・と、ここまでくると、「滞納とか夜逃げとか、そのうち何かやる人に違いない・・・。」と思ってしまいます。

しかし、この物件、たまたま空室が重なっているときだったので、敢えて受け入れてみることにしたのです。

空室なら、どうせ家賃収入はゼロです。

空気だけ入れておいても仕方ありません。

空室のままだと、そんな空気ですら腐ってしまい、「負」のオーラを出し始めます。


結果的には、約半年のあいだ家賃が入ってきましたし、夜逃げのダメージもほとんどないことから、受け入れて正解だったと考えています。

賃貸経営は、どこかでリスクをとらないと、利回りはアップしません。

もちろん、リスクを避けることも大切なのですが、リスクの程度を判断できれば、積極的にとっていくこともできます。

ただ、それなりの精神的ストレスはかかってきますので、ある程度の覚悟が必要です。

私もだんだんと耐性がついてきて、今は、「どうせそのうち夜逃げするから・・・。」「その時に考えたらいい・・・。」という風に思えるようになりました。

もちろん、自分の物件だからこそこんなことが言えるのですが、最終的な責任はすべて自分にあると考えれば、リスクも積極的にとれるものだと思います。

とはいえ、夜逃げにあったこの部屋、原状回復から行わないといけないので、これから頑張ります~。

まとめ:
リスクとリターンはトレードオフの関係にある!
時には積極的にリスクをとって利回りアップ!?

今回は「夜逃げ」にあったことと、リスクのとり方についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。