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「人気者」大家に必須の決断力!?

2018.03.08

先日、ある外資系企業に勤めるサラリーマン大家さんと打合せをしました。

その際、「外資系企業でうまくトップに昇りつめるには?」というような話題になったのですが、大家である私たちにも関係のある話だと思ったので共有します。

もちろん、どの企業にもあてはまる話ではないのかもしれませんが、このクライアントさん曰く、

「外資系企業に勤め、生き残ってトップにまで昇りつめ、年収何千万円も稼ぐ連中は、頭がいいとか、能力が特別高いとか、特にそんな風には感じない。

そんなことよりも何よりも、決断のスピードが段違いに早いように思う」

とのことでした。

確かに、どんな仕事でも決断のスピードが早ければ、うまくいっても失敗しても、早く結果がでます。

結果が早くでれば、うまくいったのなら即業績UPですし、失敗だったとしても、改善策を考えて、別の方法に取り掛かることができます。


ということは、決断のスピードが早ければ早いほど、どんどん仕事が進んでいく、ということになりますよね。

これ、賃貸経営にももちろん活かせます。

不動産投資をはじめた頃、この決断というのが、なかなかできませんでした。

例えばリフォームを依頼していて、現場から、

「谷本さん、このクロス、洗浄で汚れが落ちるって言われてたけど、なかなか難しいから、クロス張り替えに変更しない?その方がよっぽどキレイに仕上がるよ。」

というアドバイスがあったとします。

今なら即、じゃあそっちでお願いします!と決めてしまいますが、昔はなかなか決めることができませんでした。

「ちょっと待ってくださいね、今晩仕事が終わってから現場見てみるので・・・。」

みたいな感じにしていました。

で、夜、現場で自分でも激落ちくんなどでこすってみるのですがやっぱりダメで、結局翌日にクロス張り替えを発注する・・・みたいなことを何度も経験したことがあります。

しかし、これだとクロス張り替え発注が遅れているので、極端な話、リフォーム期間が1週間ほどずれる可能性もあります。

にもかかわらず、これによるコストアップはたいした金額ではありません。

むしろ、原状回復が遅くなってしまって内見できる状態にできなくて、見学者を逃してしまう方がよっぽど機会損失になります。

もっとも、現場の声を信用するためには、日頃から各業者さんとの信頼関係を築いていることが前提になります。

しかし、それもまずは私たちの方から、

業者さんを信用する

という気持ちがないことには、信頼関係は築けないものと思います。

最近、百田尚樹さんの小説、「海賊とよばれた男」を読み返しました。

この小説の中で主人公は、

「従業員は家族、だから会社にはタイムカードなんて必要ない。

リストラも定年も、そんなものは一切必要ない」

というように考え、生涯その考えを貫き通します。

まず、自分が人を信じるところからはじめているんですね。

業者さんと信頼関係を作るというのは、簡単にはできないことかもしれません。

でも、今回お話しした「決断力」というのがその信頼関係を作るためのキーワードの一つではないかと考えます。

逆に「決断しない」大家さんは、色々な業者さんから嫌われてしまい、「不人気者」大家さんとして、ランクダウンしてしまう可能性がありますのでご注意くださいね。

「人気者」大家目指して、突き進みましょう~。

まとめ:
「決断力のある大家」は、そうでない大家さんより人気者になり、経営もうまくいく!?

今回は、業者さんとの関係づくりについて、「決断力」というキーワードでお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。