先週お話しした、年末ギリギリに入ってきた怪しい申込みですが、保証会社の審査も通って、受け入れることにしました。

以前のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10062

何が怪しいのかというと、

• 年末ギリギリにお部屋探しをしていること自体がまず不思議
• 来週からすぐに入居したいとのことで、とにかく急いでいる・・・
• 転職して2か月しか経ってない・・・
• 現在、実家住まいなので、物理的にはそれほど急ぐ理由がないと思われる

などなど一つ一つが怪しいのです。

ただ保証会社の審査後、電話で直接話してみると、入居の意思もしっかりあって、単なるキープ申込みでもなさそうです。

「親から早く独立したいので・・・。」としか言ってくれず、親御さんとケンカして、居づらくでもなったのかなと推測しました。

電話での印象は悪くありませんが、本当にいい人かどうかは分からないのが実際です。

逆にこちらから、「年末年始の引越しなんてやめて、ご実家でゆっくり過ごしたら？」というのも変なので、今回はそのまま契約、入居となりました。

ただ、仲介会社には念のため、短期解約違約金の条項を特約に盛り込んでもらって、仮に短期で解約されてしまっても違約金で機会損失をカバーできるようにしました。

保証会社の保証付きで入居する場合、このような短期解約違約金も保証の範囲になっているので、これで家賃面での心配がありません。

でも、心の中ではやっぱり、「何だかトラブルが起きそう・・・。」というのがあります。

それでも、このお部屋は結構な期間空いてしまっていたので、今回の即入居はこの物件が満室になったという点で経営的にはありがたいです。

どこかでリスクをとらないといけないので、今回もし何かあったとしても、それまで得られた家賃でカバーしようと思っています（お金でカバーできるようなトラブルであれば、の話ですが）。

さて、年末ギリギリではありましたが、今回の申込み・入居で全物件が完全満室になりました。

年が明けるといよいよ入退去の繁忙期、引越しシーズンに突入です。

今のところ来月の退去連絡はきていませんが、数件は年明けに入ってくると覚悟しておいた方が安全です。

あわせて、年末年始の挨拶をかねて、入居者さんに退去の予定がないか、それとなくヒアリングできればベストと思います。

突然退去の連絡がくるのと、あらかじめ先の退去予定が分かっているのとでは気持ちの余裕に天と地ほどの差がありますものね（＾＾

まとめ：
怪しいと思ったら、直接入居者に意思確認したり、特約をつける等工夫する。
繁忙期前に転居予定がないかどうかまで聞ければ安心。

今年も本コラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。

また来年も、コラム「年収298万円からの不動産投資」をお楽しみに。

それでは良いお年をお迎えください。