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相続の問題に真正面からぶつかることで、家族がバラバラになるのを避ける!

2023.05.11

GWは奥さんの実家の和歌山に帰省しました。

メインの目的は、相続に関する話をすること

義父は数十年前から不動産投資をしてきた大先輩。

御年90歳近くですが、自主管理をしているだけでなく、ハウスクリーニングを外注せずに自前で行うほどのまだまだ現役の大家さんです。

義母と二人三脚で賃貸経営をされていて、ちょうど今年、借り入れをすべて完済してしまったとのことでした。

お義父さんは、10年ほど前から自分に万が一のことがあった時のことを考えていて、資産の一部をお義母さん名義に変更するなどの対策をとってきています。

相続人になるのは、

  • お義母さん
  • 娘3人

の計4人。

相続税の納税対策を気にされているのではなく、分割対策(どのように資産を分けるのか?)を気にかけているようでした。

確かに、お聞きした不動産だけでみると、ざっくりと相続税を計算してみても、それほど大きな金額にはならなそうな気配です。

少し前までは、この分割対策について、「アパートを全て売却してしまって、現金で分ける。」ということを話されていたのですが、今回、改めて話を聞いてみると、

  • しばらく売却はしない。
  • 自分に何かあっても、お義母さんがしばらく経営を続ける。
  • お義母さんがもうダメ、という段階でアパートを現金化する。

という方向に決められたようでした。

もちろん、アパートの分割方法が具体的に決められたわけではないので、分割対策としては、何一つ決まったものはありません。

実は、今回の帰省は奥さんから言い出したことでした。

「相続が発生したときに、兄弟仲が悪くなるようなことだけは、絶対に避けたい・・・。」そんな想いからの帰省でした。

資産の大きい、小さいに関係なく、相続時には、家族間で争いが起こってしまう可能性があります。

相続に関する話はデリケートなので、相続される側も、相続する側も避けてしまいがち。

でも、だからこそ時間をかけて、機会を見つけて、何度でもじっくり話をしていくことが大切ですよね。

今回の帰省では何も解決はしていませんが、それでも集まった家族で、お金、相続に関するいつもよりディープな話ができてよかったのではないかと客観的に感じました。

少なくとも、これからのお金に関する話し合いのきっかけにはなったと思います。

私自身は、まだ自分の実家ではこのようなお金の話ができていません。

ですので、奥さんを見習って、タイミングを見て話してみようかと思います。

まとめ:
なかなか切り出しにくい、相続やお金の話。
でも、大切なことだからこそ、時間をかけて家族で話し合っておくのが非常に大事。

今回は、帰省時に相続対策の話し合いをしたことについて、お伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。