PAGE TOP

業者を味方につけ、有利な結果を獲得しよう!

2022.09.08

車を売却することになりました。

ほぼ2年待って、念願の新車を購入した、という話を本コラムでもしていましたが、我が家はその車との2台体制でやってきていました。

以前のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=8761

今回売却するのは、そのうちの古い方の1台です。

15年落ちのかなり古い車ですが、割と大き目なエンジンにも関わらず、車体サイズが小さいので、乗りやすく、愛着のある車です。

ところが、少し前にお店の駐車場で、あろうことか、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまい、危うく大惨事になるところでした。

いやー、ショックでしたね。

もう、自分も年なんだなと、感覚もそりゃ鈍ってくるわなと落ち込みました。

今の新しい車って、安全装備も、最低限、前の車と激突しないようなものがついていますよね。

でも、この車は型が古く、そういった安全装備は付帯していません。

とても気に入っていて、非常に愛着のある車なのですが、万が一のことがあってはいけないと、あとで後悔したくないと、手放すことにした次第です。

さて、どこで売却するかということで、今回、試しに売却一括査定のサイトを使ってみました。

複数の業者が入札してくれて、そのうち、高額査定した上位3位が交渉権を得られる、というサービスです。

幸い、3社が入札してくれて、そのうちの2社がさっそく買取査定をしてくれることになりました。

結論から言うと、1番目に来てくれた業者のAさんに売却することにしました。

Aさんといろいろ話をしていくうちに、「ああ、これ、不動産と全く同じだな。」と感じました。

というのも、

  • 結局、相場があるので、どの業者が買い取ってもさほど金額は変わらない(もちろん、そのお店の在庫状況等により多少の差はある)。

  • 最悪のお客さんの場合だと、ボロボロの車で大して高くも売れないものを10社とか同時に呼びつけて査定させられる。結果、半分ぐらいはやる気をなくして辞退する。

  • 今、決めてくれたら通常より多少は高い金額を提示する。

という話をされたからです。

これ、不動産取引と本当に似ていますよね。

不動産取引でも、

  • たいして立地がいいわけでも、また、付加価値の高いリフォームをしているわけでもないのに、相場よりやたらと高い値付けをする(売買でも、賃貸でも)

  • 市場から相手にされていないことに気づかず、「不動産屋なんて、価格を下げろぐらいしか言ってこない。」と一方的に決めつける。

そんなオーナーさんが時々いらっしゃいますが、この車の買取営業マンの話に共通するものがあると思います。

この営業マンとは、「まさしく、それ、裸の王様ですね!」と意見が一致してしまいました。

裸の王様にだけはなりたくないです。

でも、人のことだと客観的に見られるのですが、自分のことになってくると、客観視できずに裸の王様になりがちなのが人の性

「客観的にこの値付けはどうなんだろな。」という視点は常に忘れずにいきたいものです。

また、交渉するにしても、相手にされなくなってしまうような、相手がやる気を失うようなやり方は絶対にNGです。

車の買取でも、不動産の取引でも、動くのはやっぱり人

だからこそ、人の感情を踏まえた交渉をしないと損してしまいます。

今回の車の売却では、中古車市場の高騰もあいまって、購入時の価格の77%で買い取ってもらえることになり、かなりラッキーな結果となりました。

人生は交渉の連続なので、日々、交渉力を高めていきたいものです。

まとめ:
交渉の仕方でまるで違う結果を生むこともあるのが、不動産取引。
日々、交渉力を高めていこう。

今回は、取引に関する営業マンの感情や動き方についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。