親とコロナと退去連絡、帰省中に感じたこと
お盆に、久しぶりに兵庫の実家へ帰省してきました。
このご時勢、帰省や移動することだけでも賛否両論ありますが、私は、交通事故に遭う確率と比較しながら、今のコロナ騒動をみています。
また、高齢になった両親に「あと何回会えるかな?」と考えて、今回帰省しました(帰省や移動については、個人の価値観・考え方によって賛否両論ありますのでこれ以上踏み込みません)。
幸いなことに、両親は久しぶりの再会をとても喜んでくれて、帰省した甲斐がありました。
父親はそれなりに高齢になり、病気もしていますが、未だによく飲み、酔うと決まって同じことを繰り返します。
「自分がお前たちの時代は死ぬほど働いた。」
「子供たちを大学卒業させられたのも、自分がしっかり働いて、残業をいっぱいしたおかげだ。」
「財テクとか投資とかはけしからん。借金なんかはもってのほか。真面目に生きろ。」というようなことを、これまで何十回も聞かされてきました。
このセリフ、考え方、どこかで聞いたなと思ったら、そう、あの名著「金持ち父さん貧乏父さん」にでてくる、貧乏父さんの言葉そのままです。
私の父親は、典型的な「貧乏父さん」です。
本当にここで描かれている姿の通りなので、不思議です。
不動産投資を始めた時分は、そんな父親に対し、激しい嫌悪感を持ったこともあります。
でも、今はそうは思いません。
というのも、そんな父親の生き方も、当時は時代に合っていたのでしょうし、それで自分が満足していれば、それはそれで正解なのだと考えるからです。
帰省中、また緊急事態宣言どうこうの報道がされた直後、入居者さんより、「来月、退去します。仕事をやめて、実家に帰ることにしました。」という退去連絡がきました。
この方は単身で上京してきて、飲食店を開業し、5年ほどお住まいいただいていました。
コロナ騒動が始まってからも、どうにかこうにか歯を食いしばって営業されてきたようですが、今回の緊急事態宣言に絡む報道で、最後の気力を絶たれてしまったようでした。
私はこの入居者さんの決断も、何も間違っていないと思います。
そもそも、何かを決断することには正解も間違いもないのではないかとさえ思っています。
5年も住んでいただいたので、その選択を応援したい気持ちで一杯です。
たいていの賃貸借契約は1ヶ月前通知となっているので、この方も、9月末までお住まいいただくことになります。
いつも退去連絡が来た時には、事務的な会話が終わったあと、「それではあと1ヶ月ほどですが、引き続き、〇〇での生活、よろしくお願いします!」と元気よく退去受付を終えることにしています。
この段階では、退去されること自体を止めることはほぼできませんので、だったら残りの期間を気持ちよく住んでいただいた方が、お互いにスッキリしますものね。
また、その方がキレイに掃除して退去してくれる場合が多くなるような気がしてます。
取り留めない話になりましたが、親のことやコロナ、また、退去連絡でいろいろ思うことがあった帰省期間でした。
まとめ:
退去連絡がきてからの1ヶ月、気持ちよく住んでもらい、次の入居募集に備えよう。
今回は、帰省期間中に感じたこと、思ったことなどお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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