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厳しい時期だからこそ、できるだけ機会損失を防いでいこう!

2019.07.18

久々に、全戸・完全満室になりました!

といっても、さっそく来月の退去連絡が来てしまったので、たった1か月だけの満室。

8月は一年でもっとも引っ越しがない時期だけに、今から憂鬱です。

しかも、価格帯の高い部屋が2つも空いてしまうので、今から気が重いです。

ここ数年は、戸数をむやみに増やすのではなく、できるだけ価格帯の高い居室を増やしてきました。

某有名大家さんもおっしゃっていますが、5万円の部屋3つと、15万円の部屋1つとでは、必要になる労力がまるで違います。

  • 入退去に関する業務(入居募集・修繕)

  • 入居中のトラブル対応に関する業務

は、居室の数だけ発生しますので、これに応じて手間が増えます。

例え不動産会社に管理を委託して、それぞれの物件に対して意思決定を行うだけでも、やはり労力を使うものです。

そういう意味で、割と効率的な経営をしているつもりなのですが、それでもやっぱり、空室期間をいかにゼロに近づけられるかが本当に大切。

退去連絡が来た際に大事なことは、退去立会の段取りはもちろん、あらかじめ次のリフォームの計画をある程度練っておくことです。

「退去して、居室確認してからじゃないと、なんとも言えなくて。。。」というのはもっともなのですが、居住期間や築年数、また前回の工事履歴などから、間取り図を睨みながら、ある程度の修繕計画を立てることもできるはずです。

もしくは、長い目で見たときの原状回復コストを抑えるため、例えばクロスはウォッシャブルクロスにしてしまおうとか、クッションフロア貼替の必要がなくなる硬質フロアタイルにしてしまうとか、そんな計画を立てるのもこの段階。

このような工事になると、退去してから・・・なんて言っていると、あっという間に1か月ぐらい経ってしまいます。

もし、退去予定者とコミュニケーションがとれていたのであれば、引っ越し当日の退去立会時だけではなく、事前に居室を確認させていただく、というのも一つの方法。

事前に部屋の傷み具合を把握できるし、また、明らかに賃借人さんが傷つけた箇所が発見できたら、家財保険(借家人賠償責任保険)の利用をアドバイスすることもできますものね。

「あー、これ壊れてしまっていますね。これは入居者さん負担になってしまいますよね、通常であれば。でも、実は保険を使うと・・・。」みたいなことを知識として伝えてあげると喜ばれますし、また原状回復工事の貸主負担が変に増えることも防げますし、さらに借主と貸主の負担割合でトラブルになる可能性もガクンと減ります。

もちろん、それなりに手間がかかったり、居室を確認されるのを嫌がる居住者さんもいますが、そうでないケースもありますのでトライしてみる価値は大いにあります。

これから入居募集の閑散期に入っていきます。

賃貸業にとって、空室を抱えているとこの時期は精神的にも相当しんどい時です。

私も入居募集を頑張りますので、一緒に満室目指して突き進みましょう!

まとめ:
入居募集に厳しい時期だからこそ、例え一日でも機会損失を防ごう!

今回は退去時の応対法や機会損失の防ぎ方についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。