振り返ってみて、初めて楽しかったと言えること
明けましておめでとうございます。
今年も本コラムをよろしくお願いいたします!
年末年始は、例年通り、兵庫と和歌山の実家に帰省してきました。
息子と娘を自分達が生まれ育った場所に連れて帰ると、心底ホッとします。
すさまじい過疎地域で、自然に囲まれていて、というより、山や田んぼ、川や池といった文字通りの自然しか実家の周りにはありません。
犬や猫、鶏などに囲まれていて、本当にのほほんとした生活になります。
毎朝、鶏の産む卵を食べられる、というのも、ある意味、相当な贅沢なのではないかと思って過ごしました。
今年は、例年になく賃貸経営と仕事が忙しかったので、その反動があるのだと思います。
「谷本さんは、賃貸経営を楽しそうにされていますね。」とコラムの読者さんから言われます。
でも、全然そんなことはありません。
確かに、「後から」振り返ると、「楽しかったかも・・・。」または、「忙しかったけど、充実してたな~。」ということはあります。
しかし、突き進んでいる最中は、どちらかというとツライです。
毎回、資金調達の際には精神的にツライですし、自主管理もしていますので、入居者さんからトラブルの連絡やクレームを受けたときは、心の底から落ち込みます。(涙)
奥さんからも、「あんた、そんなしんどいこと、飽きもせんとよう続けられるな~。」と感心されますが、賃貸経営を続けられるのは、それが自分にとってはゲーム的なものだからなんだろうと思います。
「賃貸経営をナメるな、不謹慎だ!」と怒られてしまうかもしれませんが、これは、
賃貸経営を続けておられる方に共通しているものではないかとすら考えています。
最近息子がハマってるゲームは、マインクラフトという、ひたすらに何かを作っていくゲームです。
材料となるブロックを集めて、道具や家をひたすらに作っていくゲームです。
奥さんは、そんな息子を見ながら、「何がおもしろいのか理解不能。飽きもせんと、毎日同じことをずっと繰り返してる・・・。」とブツブツ言っています。
でも、私、息子が何で熱中するのか分かります。
私もゲーム好きなのでなおさらかもしれませんが、「主人公(=自分)を成長させる」ことがおもしろいんですね。
息子を見ていると、ゲームしている最中、うまくいかないことが多いらしく、ときどき涙を流しながらくやしがって泣いています。
一日30分と決めているのですが、ゲームが終わると、息子なりに明日の計画をたてたり、作戦を作っています。
そして、うまくいくと、私に報告してくれます。
「お父さん、今日はこんな家ができたよ。ついにドアの作り方が分かったんだ!」というような報告を受けると、私までうれしくなります。
昨日できなかったことが、いろいろもがいた結果、今日、できるようになる・・・。
自分が成長したことを糧にして、さらに研究して、明日、また別のことができるようになる・・・。
仕事でも、賃貸経営でも、まさにその最中はツライだけかもしれません。
楽しいと思えるのは、振り返ったときだけかもしれません。
でも、そんな一瞬の振り返りの際に、充実感や達成感を感じられたら、それまでの苦労やツラさも吹っ飛ぶというものです。
残念ながら「自分でも手を抜いた」というのがわかるときには、それなりの結果しかありませんし、満足感もそれなりです。
今年も徹底的に賃貸経営をやり尽くしたいと思います!
まとめ:
徹底的にやり抜くこと。そのときはツラくても、その分成長できるはず!
今回は新年のご挨拶と所信表明でした。
何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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