PAGE TOP

満室経営チームにできる銀行マンを加えたい!

2016.12.15

法人で進めている築10数年の物件購入案件、無事にローンがつきました。

正確には、複数の金融機関から、融資額や借入期間についていろいろな条件提示を受けましたが、その中で、ある程度こちらの思いを汲んでくれた銀行があったのです。

今回の案件は、物件自体の資産価値はすこぶる高いのですが、利回りが低く、通常の銀行審査では、資料提出前から審査の土台にすら乗らないことがわかっていました。

審査金利4%、空室率20%として試算すると、キャッシュフローなんて全く出ず、むしろ赤字のオンパレード。

でも、私たちにとって意味のある投資だからと、金融機関に対しては、はじめから、「物件単体ではなく、会社全体としての収益性や実績を見てほしい」というスタンスで臨みました。

ところが、ほぼすべての金融機関は、「そうはおっしゃっても、まずは物件単体で当行所定の条件をクリアしないことには、上にはあげられません。」という感じでした。

ただ、その中で、今回満足のいく条件を提示してくれた営業マンは、支店長や本部に対し、うまく立ち回ってくれたのでした。

もちろん、どのような稟議書を書き、どのように説得したのかは、私たちには知る由もありませんが、この営業マンが、「上層部を動かした」のは確かです。

たまたま、先月、地元の勉強会で、某有名地銀の元支店長さんをお招きして、金融機関の融資スタンスや考え方を大暴露していただきました。

その際、「借入期間や審査金利など、所定の条件があるのはもちろん事実。しかし、申込者の属性などを勘案して、そのような諸条件を担当者が緩和させて上を動かすことができるのも事実。」ということをおっしゃいました。

もちろん、日ごろから自分の財務体質をよくしておくとか、しっかりと満室経営をしておく、といったことは大前提です。

しかし、そのような実態を見てくれる営業マンと、そうではなく、形式的な銀行内規則(?)だけでしか判断できない営業マンがいることを、今回のケースで痛感しました。

「満室経営チームを作る・・・」というのはよく言われていることですが、やっぱりその中に、「思いの通じる金融マンがいる」ということも大事です。

先月と今月は、私個人の物件でも、少額のミニローンを別々の銀行からまたそれぞれ1本ずつ組みました。

ゆくゆくは大きな取引につながればと思っての融資開拓です。

金融機関とのパイプは一発で、短期でできるものではありません。

少しずつ関係を作っていき、阿吽の呼吸で融資してくれるような関係を目指したいものです。(^^

まとめ:
理想の金融機関、金融マンと長期的な関係を作っていこう!

今回は、金融機関との関係づくりについてお話ししました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。