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家族だからこそ、避けてはいけないお金の話

2022.08.18

お盆休みは、3年ぶりに奥さん方の実家の和歌山で過ごしました。

実はコロナ禍が始まってから、和歌山の実家からは「できたら帰ってきてほしくない・・・。」という意思を示されていました。

和歌山に限らず、地方圏ではこのような考え方も多いと聞きますが、まさにこの典型例。

周囲の目も気になる、といったところでしょうか。

しかし、これだけ感染者も増えているにもかかわらず、重症にはなりにくいということで、和歌山のお義父さん、お義母さんともに「もういい加減いいんじゃないか、孫の顔もみたいし。」となった模様です。

逆に私の実家の方は、そんなこと気にするなということで、これまでと変わらず帰省していました。

3年ぶりの再会となったワケですが、夜はお義父さん、お義母さんとビールを飲みながら、久しぶりにお金の話をしました。

これが、けっこうディープなんですね。

私にとっては、一親戚の家の話なので首をつっこむつもりはないのですが、客観的なアドバイスを求められます。

和歌山のお義父さんは、昔から不動産投資をしてきた歴戦の投資家です。

直面しているのは、よくある相続問題

  • ほぼ借り入れのなくなったアパートを所有

  • 相続予定者は、お義母さん、娘3人の4人

  • 娘夫婦の1人は現在、同居しているが、数年後に実家を離れてしまう予定、賃貸経営を継ぐつもりはない

  • 他の娘2人は、関東在住で、実家に戻る予定はなし

  • 3人の娘にはそれぞれ子供がいる

という状況で、お義父さんは「法人化」を検討されていたり、いっそのこと、物件を全て売却して現金化することを考えておられます。

今のところ法人化などはせず、いったんお義母さんに相続させて、その後に売却という方向が有力なようでした。

「不動産経営を娘に無理矢理に引き継がせることが、娘たちの人生に制限になってはいけない。」という強い思いがあるようで、自分が生きているうちにその方向性を固めておこう、という気持ちには頭が下がります。

相続の問題って、当人にしたら、本当は考えたくない話の一つです。

だって、「自分が死んだら・・・。」の話って、どちらかというと後ろ向きですし、そんな話を他人からされるのって例え子供でもいいものではありませんものね。

なので、いざ相続が発生すると、相続人間で「争続」になってしまい、兄弟仲が悪くなってしまう、といったことは珍しくありません。

今回のお義父さん・お義母さんの相続問題について、何がベストかという答えは出ていませんが、いいなと思ったのは、「何が家族にとってベストなのか?」を考えようとしていることでした。

というのも、本当はお金の話って一番大事なことなのに、面倒くさいとついつい先送りして、避けてしまうケースが多いですものね。

結果、問題が発生してしまったときに慌ててしまったり、仲が良かったものが悪くなってしまったりする・・・。

そんなことにならないために、大事なことだからこそ、ことあるごとに、しっかり向き合って話題にしていきたいですね。

お義父さんは、不動産投資の大先輩。

何を話しても勉強になります。

これからもお金について、機会を見つけて自分の家族とも話し合っていきたいと思います。

まとめ:
話しにくいことでも、お金に関することは機会を見つけて、積極的に話し合っていこう!

今回は、久々の実家への帰省とお金の話を家族でしたことについて、お伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。