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怪しいDMからの誘いに敢えて飛び込んでみる

2022.06.09

ある金融機関から、「積極的に融資します。」的な内容のDMが届きました。

せっかくなので問い合わせしてみたところ、「コロナ禍のため、訪問しての融資先開拓は難しい。しかし、銀行としては何もしなければ貸出ノルマも達成できないので、DMを送ることで、こうして打ち合わせの機会を作っている。」とのことでした。

この銀行は、一時、「法定耐用年数超の木造アパートにも長期ローンを出す」ということで一世風靡した金融機関。

しかし、ちょうど一年前ぐらいでしょうか、同じようにヒアリングしたところ、「もう築古の木造アパートには融資しません。」みたいな回答をされ、積極的でなくなったと思っていました。

ところが今回、詳しく聞いてみると、

  • 融資対象を実質「法人」に限定している。

  • ただし、サラリーマン大家さんが副業のために作った「管理法人」は対象外にしている(例外はある)。

  • 融資対象を大きく分けて、ワケあり物件かそうでない物件に分けている。

  • 木造築古アパートや建蔽率オーバー物件などのワケあり物件には、保証会社の審査・保証を入れ、かつ、金利を高く設定することで融資対象にしている。

といったことをヒアリングすることができました。

感触としては、単に融資を厳しくしている、ということではなく、「対象を絞る」ことで「融資しやすい」状況を作っているように感じました。

もちろん、「サラリーマン大家さんは対象にしていない」となると、かなりハードルが上がってしまうかもしれませんが、それでも使える方にとっては、より使える銀行になった、とも言えるのかもしれません。

その他、ネット情報を見ていると、某関西の地銀さんが「口座を持っていなくても全国的に不動産担保ローンを出す」というのが話題になっていました。

さっそく私も試しに審査申込みをしてみましたが、本当に申込みが数分で終わって、正直びっくりです。

まあ、これからどんな風に審査が進んでいくのか興味深々ですが、追って本コラムでもお伝えしていければと思います。

融資環境が厳しいと言われていますが、金融機関は動き出しているのかもしれません。

まとめ:
何のご縁でつながりができるか分からない。
情報収集は大切です。

今回は、金融機関の情報収集についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。