8ヶ月前に玉砕した案件、再び巡ってくる
2022.02.17
8ヶ月ほど前、半額の買い付けを入れて、見事に玉砕した案件がありました。
正確に言うと、半額でダメならせめて六掛けぐらいにと食い下がったのですが、それでもダメでした。
これはご縁がない、ということで忘れていたのですが、その物件の担当営業マンより電話がかかってきました。
「あの戸建て、覚えていらっしゃいます?実は、この8ヶ月全く売れずに残っていて、売り主様より、早期現金化の必要性から、谷本さんにもう一度声をかけてもらえないか?と打診があったのです。よければ、前にいただいた価格で購入されませんか?」とのこと。
もちろん、忘れていないどころか、担当営業マンの携帯番号は、スマホに登録しているので、着信ですぐに分かりました。
実はこの案件、当時買えると思い込んで、リノベーションプラン図まで先走って作成していたので、とても悔しい思いで一杯だったのです。
なので、二つ返事で前に進めてほしい旨、回答した後、早速、銀行へ打診しました。
今回の物件も、ここ数年凝っているミドルレンジの戸建てです。
- 激安というわけでもなく、かといって新築や築浅でもない・・・。
- 土地や建物面積が比較的大きい老朽化した戸建て
を勝手にミドルレンジ物件と名付けているわけですが、こういった物件は、必ずと言っていいほど、市場で売れ残っています。
激安物件なら、投資家が収益物件として現金で買っていきます。
また、新築・築浅物件なら、持ち家を狙うエンドユーザーが住宅ローンで買っていきます。
しかし、さして安くもなく、かといって新しくもない、こういう中途半端な物件はあまり誰からも注目されません。
ここ数年は、こういう売れ残り物件にターゲットを絞って交渉してきました。
銀行に持ち込むと、土地が広いので、「机上計算レベルですけど、何でこんなに安いんですか?」と担当者から聞かれましたが、売り主様の早期現金化のため、とだけ答えておきました。
評価がでるのは分かっているのですが、あとは、このご時世、築古で期間が何年までのびるかの問題と思っています。
最低でも10年、何とか出してほしいところです。
この案件を含め、現在、3案件を同時進行で進めています。
- 古家のリノベーション案件
- 但し書き道路の位置指定の変更&新築建替え案件
- 今回のミドルレンジ物件
あわせて繁忙期で入退去が重なってドタバタですが、一つ一つ、落ち着いて着実に進めていこうと思います。
まとめ:
無理な価格でも、まずは買付けを入れてみるのが大切。
後日、ご縁で交渉が通る可能性もある!
今回は、物件の買い付けに関する経験談についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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