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ピンチをチャンスと捉えて入居募集

2022.02.03

今月は、2件の退去予定があります。

退去後、すぐにリフォームに取り掛かったり、入居募集のスタートができるよう着々と準備をしているのですが、またまた追加で退去の連絡が入ってきました。

退去理由を聞いてみると、コロナ禍で仕事が激減してしまい、家賃の支払いが苦しくなってきたためとのこと。

ご自身で事業をされている社長さんなので、売上が回復するまでの期間限定で、少しぐらいの家賃の減額なら、と応援しようかとも思いました。

しかし、家賃が30%以上安い物件をすでに見つけているということで、少しぐらいの家賃の減額ではどうしようもなさそうなので、そのまま退去受け付けすることにしました。

これで、2月、3月で3つの空室を抱えることになります。

それぞれ別の物件なのが、まだ救いです。

同じ物件で2つ、3つ空室が重なってしまうと、客付け会社の営業マンだけでなく、お部屋探しされている方にも、「ああ、この物件は空室が多くて、家主さん困っているんだろうな。」「今なら家賃交渉がかなりできるかもしれないな。」と思われてしまう可能性が大きくなります。

なので、同じ物件で空室が発生している場合、できるだけ早急に、まずは一室、決めていくことが大切です。

複数の空室がある場合、言葉は悪いですが、仲介営業マンもエンドユーザーも、どうせ足元を見て、家賃交渉してくると思っていた方が無難です。

だとしたら先手を打って、一室だけ家賃を大きく下げておく、というのも有効な方法の一つです。

その際、家賃が大きく違う明確な理由を作っておくと、なおスムーズです。

  • 一階だから・・・
  • 日当たりが悪いから・・・
  • 和室があるから・・・
  • 角部屋でないから・・・

など、どんな理由でもいいので、理由を聞かれた際、即答できる回答を準備しておくことが大切です。

こうすることで、それまで反響が全くなかったとしても、どれぐらいの家賃下げで反響がでるのかが分かったりします。

また、一室を客引きパンダにすることで、他の部屋にも内見を呼び寄せることができる場合もあります。

同じ物件で複数の空室がある場合、非常に精神的にキツイと思います。

でも、このピンチを逆にチャンスと捉えて、条件に差をつけて募集してみる、というのも試してみていただきたいです。

まとめ:
同じ物件で複数の空室がある場合、条件に違いを設けて入居募集してみるのも手。

今回は、繁忙期の空室対策・入居募集についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。