ドーベルマンが来たら、受け入れますか?
2016.04.07
現在、自宅併用賃貸のテラスハウスに住んでいるのですが、先月、賃借人さんが退去しました。
一般の居住用として借りていただいたのではなく、SOHOのような形での入居でした。
SOHOというよりも、店舗、といった方が正しいでしょうか。「住宅地にあるネイルサロン」のような形で開業されたテナントさんでした。
といっても、2、3日に一度お客さんが来るか来ないか、という感じで、「売上的に大丈夫かな?」とは思っていたのですが、やはり厳しかったようで、そのまま退去となりました。
ただ、お風呂やキッチンなどは全く使われておらず、生活臭はゼロ。ということで、すぐに入居募集にとりかかっています。
幸いなことに問合わせは結構あるのですが、残念ながらまだ成約はしていません。
逆に、複数お断りしてしまっています。
ペットOKで募集しているのですが、大型犬の問い合わせを多くいただいています。
私は「しつけさえできていれば大型犬でも大歓迎」、というスタンスで入居募集しています。
などと想像しながら他の物件でも受け入れていますが、今のところトラブルなく運営できています。
そして先日、ドーベルマンを飼っている方が内見されたのですが、一発でお部屋を気に入り、即申込みとなりました。
ところが、そこから事件が発生。
家族に、
「こんなに早くに申込み入ったよ。さらにドーベルマンを飼っている人で、入居してもらうのが楽しみやわ~。」
と気軽に話したところ、
「あんた、何考えてるの?頭おかしいんとちゃうか。ドーベルマンなんか受け入れたら近所のみんなが怖がってしまうに決まってるやろ。子供に噛みついたりでもしたら、どないするねん!」
と、取り付く島もありません。
結果、泣く泣くお断りすることになりました。
家賃交渉なし、超大手法人契約など、属性的に申し分ない方でもあっただけに、私の方がショックでショックで仕方ありません。
実は私、実家でドーベルマンと一緒に生活していたことがあります。
田舎だったために、ほぼ放し飼いに近い状態で飼っていました。
玄関に「猛犬注意!」と貼ってあって、不審者がくるとすさまじいスピードで走って行き、撃退してくれていました。
よく、散歩がてら一緒にランニングしていたのを覚えています。
今回も、久々にドーベルマンについて調べたのですが、
といったことが、どのようなサイトにも書かれています。
ただ、「初心者向けの犬種ではなく、中上級者向けの犬種」とも書かれていました。
ということで、今回の申込者に確認してみたところ、今飼っているドーベルマンは二代目の犬であることが分かりました。
もちろん、躾はできていて、遠吠えはしない、無駄吠えもしない、ましてや、他人を噛むことは一切ない、とのことでした。
また、「ドーベルマン愛好家」が集まるコミュニティにも質問したりして、かなり理解を深めたつもりです。
しかし、家族にとってはそのようなことは関係なく
「ドーベルマン=マイナスの存在」
という固定観念があり、また、リスクが少しでもあるなら受け入れないということで、泣く泣くお断りせざるを得なかった、というワケです。
そりゃー、ペットを受け入れることによるリスクがまったくゼロ、ということはありません。
ただ、リスクを少なくすることはできます。
それは、今回のような事前ヒアリングだったり、また、契約の仕方などにもよるでしょう。また、再契約や更新時のお部屋チェックなども大切ですよね。
私のケースでは、家族間の意思共有ができていなかったため、もっと基本的なリスク(近所の人が怖がる等)が発生するとはまったく頭にありませんでした。
ただ、対策をとった上でリスクを受け入れるというスタンスは、賃貸経営では非常に重要な考え方だと思います。
まとめ:
今回はペットというリスク要因の受け入れについてお話ししました。
何かの参考にしていただけましたら幸いです。
一般の居住用として借りていただいたのではなく、SOHOのような形での入居でした。
SOHOというよりも、店舗、といった方が正しいでしょうか。「住宅地にあるネイルサロン」のような形で開業されたテナントさんでした。
といっても、2、3日に一度お客さんが来るか来ないか、という感じで、「売上的に大丈夫かな?」とは思っていたのですが、やはり厳しかったようで、そのまま退去となりました。
ただ、お風呂やキッチンなどは全く使われておらず、生活臭はゼロ。ということで、すぐに入居募集にとりかかっています。
幸いなことに問合わせは結構あるのですが、残念ながらまだ成約はしていません。
逆に、複数お断りしてしまっています。
ペットOKで募集しているのですが、大型犬の問い合わせを多くいただいています。
私は「しつけさえできていれば大型犬でも大歓迎」、というスタンスで入居募集しています。
- 大型犬は当然大食いなので、エサ代を賄える方は経済的に余裕があるはず。
- 朝晩の散歩など、規則正しい生活ができるので、挨拶などコミュニケーションがしやすいのでは?
などと想像しながら他の物件でも受け入れていますが、今のところトラブルなく運営できています。
そして先日、ドーベルマンを飼っている方が内見されたのですが、一発でお部屋を気に入り、即申込みとなりました。
ところが、そこから事件が発生。
家族に、
「こんなに早くに申込み入ったよ。さらにドーベルマンを飼っている人で、入居してもらうのが楽しみやわ~。」
と気軽に話したところ、
「あんた、何考えてるの?頭おかしいんとちゃうか。ドーベルマンなんか受け入れたら近所のみんなが怖がってしまうに決まってるやろ。子供に噛みついたりでもしたら、どないするねん!」
と、取り付く島もありません。
結果、泣く泣くお断りすることになりました。
家賃交渉なし、超大手法人契約など、属性的に申し分ない方でもあっただけに、私の方がショックでショックで仕方ありません。
実は私、実家でドーベルマンと一緒に生活していたことがあります。
田舎だったために、ほぼ放し飼いに近い状態で飼っていました。
玄関に「猛犬注意!」と貼ってあって、不審者がくるとすさまじいスピードで走って行き、撃退してくれていました。
よく、散歩がてら一緒にランニングしていたのを覚えています。
今回も、久々にドーベルマンについて調べたのですが、
- 非常に利口
- むしろ神経質で臆病な性格?
- 飼い主に忠実
といったことが、どのようなサイトにも書かれています。
ただ、「初心者向けの犬種ではなく、中上級者向けの犬種」とも書かれていました。
ということで、今回の申込者に確認してみたところ、今飼っているドーベルマンは二代目の犬であることが分かりました。
もちろん、躾はできていて、遠吠えはしない、無駄吠えもしない、ましてや、他人を噛むことは一切ない、とのことでした。
また、「ドーベルマン愛好家」が集まるコミュニティにも質問したりして、かなり理解を深めたつもりです。
しかし、家族にとってはそのようなことは関係なく
「ドーベルマン=マイナスの存在」
という固定観念があり、また、リスクが少しでもあるなら受け入れないということで、泣く泣くお断りせざるを得なかった、というワケです。
そりゃー、ペットを受け入れることによるリスクがまったくゼロ、ということはありません。
ただ、リスクを少なくすることはできます。
それは、今回のような事前ヒアリングだったり、また、契約の仕方などにもよるでしょう。また、再契約や更新時のお部屋チェックなども大切ですよね。
私のケースでは、家族間の意思共有ができていなかったため、もっと基本的なリスク(近所の人が怖がる等)が発生するとはまったく頭にありませんでした。
ただ、対策をとった上でリスクを受け入れるというスタンスは、賃貸経営では非常に重要な考え方だと思います。
まとめ:
ある程度リスクをとらないと利益は得られない!リスクを減らせる方法を常に持っておこう。
今回はペットというリスク要因の受け入れについてお話ししました。何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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