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家族へのラブレター

2017.03.23

遂に遺言書を作成しました。

前々からやらないといけないとは思いつつ、先延ばしにしていたものです。

といっても大層なものではなく、たった一行、「自分に万が一のことがあった場合には、次の財産目録に記載のものを妻に相続させる」といったことを書いただけです。

以前、地元で開催している勉強会で、遺言を広めようと尽力されている弁護士さんに登壇いただいたことがあります。

その中で印象的だったのが、「遺言は家族へのラブレター」というものでした。

「遺言は、新しく作成されたもの(新しい日付のもの)が古いものに優先する」ということは、知識としては知っていました。

でも、遺言は一度作って終わり、といったものではなく、「毎年毎年作り変えていっていいもの」ということも教えていただいたのです。

しかし、初めて実際に作成してみると、なかなか感慨深いものですね。

作成していて、思わず涙がでてきました。(>_<)

最近、確定申告書を作成しながら、「今自分が死んだらどうなるかな・・・。」と、ふっと手がとまる瞬間がありました。

賃貸経営をスタートさせてからもう12年になります。

物件を増やすことしか考えてなくて、でも、大きな借入なんて全然できなくて、築古戸建やシェアハウス投資でベースを作りました。

最近では、新築などで割と長期のローンが引けるようになりましたが、振り返ってみると、一般的にみてややこしいことや回り道をものすごくしてきたなと思いました。

もし明日自分が死んだら、やっぱり家族、特に奥さんは大変だろうなと思ってしまったのですね。

普通のアパート・マンションばかりであれば、まだ何とかなるとは思います。

ただ、自分の場合、高利回りとはいえシェアハウスが含まれていたり、また、物件購入資金融資を受けるための布石としての細かい融資がかなりの本数あったりします。

また、法人でも賃貸経営をしているため、さらに話がややこしくなっています。

法人は作るのはカンタンですが、いざ相続を考えると、簡単には清算できませんよね。

なので、ここで一念発起して、自分が明日死んでも、せめて、「ここに電話したら解決する」といったことまではまとめようと思い立ったのです。

  • 物件のトラブルを解決してくれるパートナー一覧
  • 銀行と借入一覧
  • 各書類の格納場所
  • 自分が他界したら手放すべき物件
といったことがあるだけでも、何もない状態と比べれば雲泥の差に違いありません。

また、これを定期的にブラッシュアップしていけば、そのうち立派な遺言書ができあがるのではないかと考えました。

何でもそうですが、はじめの一歩を踏み出すのにエネルギーがいります。

たった一行の遺言を書くのに、何年もかかってしまいました。。。

でも、自分への整理にもなるので、遺言をまとめるのは、一石二鳥だと思っています!

まとめ:
遺言は家族へのラブレター。一度は作成してみよう!

今回は、遺言の作成についてお話ししました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。