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家賃等の見直しタイミングは難しい・・・

2024.08.08

お盆前だというのにバタバタです。

一つの物件で、空室が立て続けに発生してしまっていたのですが、不思議なことに、ほぼ同時期に二つの空室にそれぞれ申込みが入り、契約締結予定の状態にまで進んだのです。

一つ目が空室になったのが7月上旬。

内覧は5件ほどあったのですが、即決には至らず、そんな状況の時に、二つ目の空室が発生しました。

この物件は、10年前に土地購入から新築した建物なのですが、正直この10年、入居募集で苦戦したことがありませんでした。

新築・築浅という理由だけで有利だったと思います。

しかし、築10年にもなると、さすがに築浅とはうたえなくなってきます。

実は新築時から「礼金一か月」の条件をずっとキープしてきていたのですが、築10年となった今、礼金を取り続けるのはそろそろ厳しいと思っていました。

今回二つ目の空室が発生した時、これはマズいと思い、礼金をなくすことと合わせて賃料の減額を考えました。

そんな矢先での2件同時申込みです。

結果的には、礼金も家賃も下げずに済んだので、収入的には大満足の内容です。

もちろん、このまま無事に成約すればの話ではありますが・・・。

今のところ、2件とも属性もいい感じなので無事に契約締結・契約金入金まで進んでほしいところです。

毎回思いますが、家賃等を下げるタイミングは難しいです。

家賃を下げることで、空室が数か月でも早く決まれば、メリットがでることも往々にしてあります。

例えば家賃5万円のお部屋で、家賃を3千円下げて一か月早く成約したとします。

2年間で考えると、

家賃4.7万円×24か月=112.8万円
家賃5万円×23か月=115万円

で、これだと家賃を下げずに成約した方が家賃は多くなります。

では、2か月早く成約した場合で考えると、

家賃4.7万円×24か月=112.8万円
家賃5万円×22か月=110万円

となり、この場合は家賃を下げて早く成約させた方が家賃は多くなります。

もちろん、家賃を下げたからといって、早く成約するかどうかは試してみないと分かりません。

また想定期間を2年間ではなく、より長期で考えてみると、家賃を下げない方が収入が大きくなることもあります。

そんなことを考えていくと、結局どうしたらいいのか分からなくなってしまいますが、一つ言えるのは、「何もしなければ、空室は決まらない」ということです。

もちろん、家賃等の条件を下げる前にやるべき空室対策を実施すべきなのは、言うまでもありません。

その上で空室が決まらないのであれば、どこかのタイミングで条件を見直すことが必要です。

今回は、たまたまのラッキーパンチで条件を下げることなく申込みを獲得できました。

しかし、正直、次の入居募集ではこんなに上手くいくことはないものと覚悟しています。

この物件で次に空室がでたら、スタートダッシュで入居を獲得できるよう、作戦を立てておきたいと思います!

まとめ:
家賃等の条件を見直すタイミングを決めておこう!

今回は、入居募集と家賃等の入居条件の見直しについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。