早めの入居の意思確認で、キープ申込を防ぐ!
退去立会が無事終了しました。
前回のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10141
ちょうどまる2年という短期での退去だったため、お部屋の損傷はあまりなく、綺麗にお住まいいただけていたようでした。
退去理由は自宅の購入ということなので、これは致し方ない退去と考えています。
今回退去されたお部屋では、猫ちゃんを飼育されていたので、正直かなりのダメージを想像していました。
しかし実際は、引っかき傷もさほどなく、入居時にお預かりしていた敷金2か月分で十分、原状回復工事費がおさまりそうです。
このところ退去のあったペット可物件では、原状回復工事費が敷金2か月分を上回るようなケースが続いていたので、敷金でおさまるのは正直ありがたいです。
もちろん、ペット飼育に起因するお部屋の損傷については、「敷金が工事費を上回る場合は借主負担となる」と賃貸借契約書には記載しています。
とはいえ、退去時に納得してもらえないケースも多々あります。
できるだけ言った言わないにならないよう、入居開始時に写真を撮って残してもらったり、また、チェックリストなども使っていますが、それでもゴネる方は何をやってもゴネます。
やろうと思えば少額訴訟などもできるのかもしれませんが、私の場合は、労力をかけずに次の入居募集に取り掛かりたいので、黙って見逃してあげています(泣き寝入り!?)。
このようなやるせないことも多いので、退去立ち合いと原状回復工事がトラブルなく進むと、それだけでホッとします。
さて、退去日から早速、入居募集を開始したのですが、なんとその翌日、クリーニング完了前にもかかわらず、入居申込が入りました。
しっかりと内見しての申込だったので、期待して入居審査に進めたのですが、保証会社さんから残念な連絡が到着。
「お客様に連絡したところ、今回はキャンセルしたいとのことで、審査もこれにてストップさせていただきました。」とのことでした。
一瞬で天国から地獄に叩き落とされた感じでしたが、それでも早めに申込キャンセルが発覚して良かったです。
そして今回の申込は、おそらく仲介会社の「キープ申込」だったと思われます。
この繁忙期には、仲介営業マンの「とりあえず申込を入れさせて、少しでも脈のありそうな物件をキープ」という悪質な申込が一定数入ってきます。
不動産業界では申込が入ると、その旨をポータルサイトに表示しないといけないのですが、やはり申込が入っていると他の不動産業者は、その物件を紹介しにくくなってしまいます。
そのため、特にこの時期は申込が入ってきたら、キープ申込でないかどうかを確認するために、できるだけ早く本人の入居の意思確認をすることが大切です。
そうすることで、仲介営業マン都合のキープ申込をわりと早く発見でき、他の申込を入れやすくすることができます。
今日は2月の最終日。
繁忙期も残すところあと1か月です。
満室で4月を迎えられるようラストスパートで頑張ります!
まとめ:
繁忙期によくあるキープ申込。
申込が入ったら、できるだけ早く入居の意思確認をしてキープ申込を防いでいこう!
今回も前回に続き、繁忙期の退去立会と入居募集についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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