三歩進んで二歩下がる・・・
自身が運営している物件で雨漏りが発生しました。
「またか・・・。」という感じですが、毎度やることは一緒なので、外壁塗装の業者さんへ現地調査を依頼しました。
入居者さんの話では、
・キッチンの天井部分に前からシミがあったが、ふとみると、それがだんだん大きくなってきているように感じる。
・ただ、これまで実害もないので気のせいかもと放っておいたが、そろそろ知らせておいた方がいいかと思った。
とのことでした。
この物件は築ウン十年の古家なのですが、今の入居者さんには、かなりの年数をお住まいいただいています。
築古にもかかわらず、これまで何のトラブル連絡もありませんでした。
聞いてみると、家賃も安いし、そもそも古いということを分かった上で入居したので、細かいトラブルはいろいろあるけど、そんなものかなと思って住んできたとのこと。
大家としては、それはそれで非常にありがたいです。
しかし、さすがに雨漏りなど躯体にかかることは早目に教えてもらわないと困ります。
そんなことをやんわりお伝えしながら、業者さんを手配しました。
幸い、原因と思われる箇所がすぐに見つかり、ついでに屋根・外壁で修繕しておいた方がいい箇所などもピックアップしてもらい、そのまま大規模リニューアルすることにしました。
工事も最短で、なんと一週間のうちに着工してくれることになり、ちょっとびっくりしています。
「いくらなんでも、それスケジュール早すぎでしょ。そんなに今、仕事ないんですか?」
と単刀直入に聞いてみたところ、
「仕事は入ってないどころか、むしろ受注がたくさんあって忙しいです。でも、契約まで進んでいるお客様が、塗料の色選びに時間がかかっていて、何週間も着工できず、職人の手が空いてしまうと思っていたところに谷本さんの話がきたので、それならこの空白期間にやってしまえたらお互いにプラスだと思って。」
とのこと。
まさに渡りに船です。
リピート発注しているので、もちろん工事費も安くしてくれますし、何より職人手配のロスがなくなり、業者さん側にもメリットがあるとのことで、今回さらに割引をしてくれました。
塗料の色も、前もって決めていたものがあり、それを伝えて即着工です。
さらに、外回りのブロック塀や除草・防草シートなども依頼して、見た目をフルリノベーションします。
早ければ、今月末にはリニューアル完成します。
ここ数年、所有物件の大規模修繕にずっと取り組んでいます。
計画的なものから突発的なものまで相当数を実施していますが、不動産投資ってちょっとお金が貯まってきたかなと思うとすぐに支出がでてきて、3歩進んで2歩下がるというのが本当によくあてはまると感じます。
所有している限り、今回のような大規模修繕は避けることができません。
短期的な月額キャッシュフローの確保はもちろん大事ですが、5年、10年単位の中期的な修繕計画も同じぐらい大切です。
今回、雨漏りトラブルがきっかけの後ろ向きな理由でスタートしましたが、リニューアルするからには前向きに、楽しみに完成を待ちたいと思います!
まとめ:
遅かれ早かれ必ず発生する大規模修繕。
来るべきときに備えて資金計画を立て、業者との関係作りをしておこう!
今回は、雨漏りからの大規模修繕の手配についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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