減価償却費と支払い金利
2020.04.02
恥ずかしながら、まだ確定申告書を提出できていません。
諸々の仕事が重なりすぎていたところに今年は期日が延びたということで、それに甘えてしまい、今に至ります・・・。
でも、結局、取り掛かるのが遅いだけで、やればすぐに終わるものなので、何でもとにかくスタートするのが大事だなと感じた次第です。
しかし、毎年、経費にできる減価償却やローンの金利がどんどん減っているのを、恐ろしいなと痛感できるのがこの時期ですね。
想定してはいるものの、目の前の数字として直視すると、アパート経営の恐ろしさが改めて迫ってきます。
不動産投資で経費にできる、2大巨頭的な存在の減価償却費と金利。
「経費にできる」というよりも、不動産投資で大きく経費にできるものは、この2つでしかないと言っても過言ではありません。
そのため、例えば減価償却費などは、「賃貸経営の利益の源泉」などとも言われます。
経費にはなるものの、実際に手元からはお金がでていかないので、納得ですよね。
ですので、私たちは、
- どれぐらい減価償却費が残っているのか?
- あと何年で減価償却費がなくなるのか?
- 減価償却費がなくなった後、どれぐらい納税していく必要があるのか?
を把握しておく必要があります。
これは、当然、金融機関も気にしている内容なので、担当者から質問されたときに明確に答えられないと、「コイツ、経営者なのにそんなことも分かってないのかよ。」という感じで、相手にされなくなる場合がありますので要注意です。
さて、私の確定申告書ですが、この減価償却費のページ、「備忘価額1円」の文字がかなり増えてしまいました。
※備忘価額 会計学用語で、元来は何らかの事由により実質的価値を失った資産等を帳簿等に記載する際に用いられる(Wikipediaより)。
法定耐用年数を超えた古い木造物件にばかり投資してきたので、4年という超短期で減価償却が終わってしまうのですね。
なので、毎年、「ああ、今年は早くもパートナーAがなくなってしまった・・・。」みたいに感じています。
幸いなのは、ローン期間を短く組んでいることでしょうか。
木造物件の多くは10年でローンを組んでいるので、減価償却がなくなるころには、それぞれの完済が見えてきている状態になっています。
一方では、ローンの金利です。
残債がどんどんなくなっていくのはうれしいのですが、金利もどんどん減少していきます。
経費にできる金利、今年はこれだけしかないのか・・・と、申告時期になって気づいたりしますので、注意いたしましょう。
この減価償却や金利について、やはりうまくいく大家さんは、修繕を活用していますよね。
税金に持っていかれる前に、先に効果的な支出を行うというのは、鉄則だと思います。
あわせて、資金が枯渇しないよう、必要に応じてリフォームローンを活用する、というのも大切です。
先日、15年ほど入居されていたテナントが退去しました。
リノベーションが絡む大きな工事をする予定ですが、単に支出で嘆くというのではなく、節税と満室稼働につながると思って、前向きにやっていきます~。
まとめ:
大きな経費算入項目である減価償却費と支払い金利を押さえておこう!
今回は、確定申告と経費項目についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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