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滞納回収で入居者に対する見方を変えること

2018.09.27

滞納が常態化している入居者さんを朝から訪問し、家賃回収してきました。

訪問する度に、1000円でも2000円でも、財布に入っているお金をちょびちょび回収します。

「こうやって未納家賃を回収しに来るだけでも経費がかかっているんです。だから、今、財布を出して支払ってください。」と、ありのままを伝えてその場で現金回収します。

ところで、今年の半ばから手掛けていた、「目指せ利回り30%オーバー」の社会福祉投資案件が、先日無事に満室となりました。

主に知的障害のある方、または精神障害のある方を受け入れているのですが、入居者さんと接していて、金銭管理ができないという人が一定数いることが分かりました。

普通に日常生活を送ることができるし、仕事もできる、でも金銭の管理や計算ができない、という障害です。

何もしないと、口座に残高があるだけ使ってしまうので、月に一度、二人でお金会議をしています。

具体的には、お給料が入ってきたらお金を全額おろしてきて、「家賃」「光熱費」「おやつ代」「貯金代」・・・という風に書かれた封筒に振り分けていくのですね。

偉いな~と思ってしまうのは、少ない収入の中からでも、しっかり「貯金」に一定金額を振り分けようとしているところです。

さて、何が言いたいかというと、滞納をしている方は、金銭管理に関する障害を抱えているかもしれないということです。

だとすれば、アプローチの仕方を変えなければなりません。

頭ごなしに「家賃を払え!」といっても、何も問題は解決しません。


日常生活で、金銭管理は非常に大切なことですので、これができないのであれば、退去してもらうというのも選択肢の一つです。

しかし、いったん入居を継続してもらうと決めたのなら、金銭管理にまで踏み込んで、家賃回収していくことも必要です。

冒頭でご紹介した、滞納が常態化している入居者さんも、おそらく金銭管理に関する障害を抱えていると思われます。

このように考えることで、全くストレスがなくなった・・・とは嘘でも言えませんが、幾分ストレスが軽くなりました。

本当はめんどくさくて嫌なのですが、これも何かのご縁と思って、もう少し付き合ってみたいと思います!

まとめ:
滞納者から家賃回収するために、アプローチを変えることも大切!

今回は、家賃の滞納回収についてお話ししました。

何かの参考にしていただければ幸いです。