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苦い思い出のある信金さんがやってきました

2024.06.27

過去に小さなリフォーム資金の融資をしてもらった地元の信金さんがあります。

この信金さんには、昔かなりツラい経験をさせてもらいました。

リフォームのための少額融資を受けた後、しばらくして購入したい物件がでてきたので、この信金さんに持ち込み、融資審査をしてもらえるようにお願いしたことがあったのです。

営業マンは、「がんばりますので、少しお時間をください!」と言ってくれたので、フルローンは無理だとしても、7割~8割ぐらいは融資してもらえるのでは?と期待して回答を待っていました。

2週間ほどして、その営業マンから「上席と訪問させていただきたいので、お時間もらえますか?」とアポの連絡があり、「おっ、融資承認でわざわざ上の方と訪問してくれるのだな。」と思い、さっそく日程調整をしました。

後日、営業マンは融資審査部の方と一緒にやってきたのですが、何だかモジモジしています。

仕方がないので私の方から、「あの件、審査の進捗はどんな感じでしょうか。まだ時間かかりますかね。」と話を振ってみると、なんと、「すみません、今回の件、ご援助できなくなってしまいました。」と言うではありませんか。

「えっ、ちょっと待ってください。まだ条件を何も提示されてなくて、例えば、自己資金が3割必要とか、金利がこれぐらいになるとか、まずはそんな話があるものではないでしょうか。物件がそんなにダメでしたか。」と返したところ、その審査部の方がショッキングなことを淡々と言ってきたのです。

「残念ながら、自己資金や物件がどうこうということではなく、谷本さんの法人に対して、当行からはまだ援助できる段階ではありません。総合的に今回は難しいとお伝えさせていただきます。」

これは、当時の私にはズドーンときて、かなり落ち込んだのを覚えています。

やはり財務体質を改善しないと、肝心な時に融資をしてもらえない、と痛感しました。

同時に、この信金さんから、「融資させてください!」と言われるようになってやる!と心に誓ったのを覚えています。

それからだいぶ月日が経ち、担当が変わったということで、その信金さんの営業マンが先日訪ねてきてくれました。

当時とは資産や規模もだいぶ変わったので、改めて状況を話してみると、「何かご協力できるかもしれませんので、支店に持ち帰らせていただけますか。」と言ってくれました。

「以前、審査部の方に、お前の法人にはまだ早い。というようなことを言われたのですが、今回は大丈夫ですか。」と少し嫌味を言ってみたのですが、そこは頑張ります、と元気よく返してくれました。

銀行は、営業マンも転勤しますが、支店長や審査担当者も例外ではありません。

また、私たちの方も資産状況等は変わっていきます。

たとえ以前断られた経験があっても、それを理由にその銀行を対象から外してしまうのは非常にもったいないと思います。

何がきっかけで融資取引につながるか分かりませんので、何かしらの機会や理由をみつけて銀行と折衝し続けることはとても大切です。

今回の信金さんとも、また取引を再スタートしていければいいなと思っています!

まとめ:
一度銀行に断られても数年後に再アタック。
営業マンも支店長も、また銀行の方針も、さらには私たちの状況も変わるものです!

今回は、金融機関との折衝についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。