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出窓からの漏水!原因はどこだ?

2019.08.05

こんにちは。FPコミュニケーションズの鹿股です。

先日、管理物件の入居者より「居室の出窓よりポタポタと漏水しています。」と連絡がありました。

物件は、築30年の鉄骨造マンションで外壁はタイル張りです。

これまで、大規模修繕や防水塗装などの定期メンテナンスは行なっていませんでした。

まず考えられる要因は、出窓の外側のコーキングです。

業者に確認してもらうと、やはりコーキングが劣化していて、ココが原因だろうという結論になりました。

しっかりとコーキングを打ち直し、しばらくは漏水被害を抑えることができました。

しかし、2週間が経過した頃、「また出窓から漏水が発生しています」と再度、入居者から連絡がありました。

すぐに建築会社と現場に急行しました。

「あと考えられるとしたら外壁面からの漏水かなぁ?」と建築会社も自信がなさそうです。

2階と3階も同じ出窓の構造になっていますが、漏水被害の連絡はありません。

まずは、足場などの設置が必要のない1階と2階の出窓の間のみに防水塗装を行うことにしました。

しかし、しばらく経過するとまたもや再発。

たびたびの漏水に入居者もご立腹です。

このままでは大きなクレームに発展してしまうことが考えられたので、オーナーさんと相談し、雨漏り専門の業者を手配することにしました。

その業者と共に、再度入居者に話を聞いてみることにしました。

「雨の日に決まって漏水するわけでなく、する日としない日がある」という話を聞いて業者は、「風向きによって雨はポイントがずれるので、間違いなく外壁だと思います。漏水は原因を特定することが大事なので、散水試験を実施しましょう」と提案してくれました。

散水試験とは、外壁に順番に水を掛けていき、漏水箇所を特定するもの。

費用も高額ではなかったため、すぐに実施することにしました。

半日かけて散水し、赤外線で確認すると外壁にかなり水を含んでいることが分かりました。

梅雨時期ということもあり、一定量を超えて水を含んでしまったことで漏水が発生したようでした。

調査の結果、漏水面の外壁タイルに防水塗装を行なえば、改善されるでしょうという結論になりました。

原因が分かれば、入居者への説明も説得力が上がり納得してくれます。

オーナーさんに相談し、今後、防水塗装を行う予定です。

今回わかったことは、

(1)マンションでも戸建賃貸でも、定期的なメンテナンスは行なう必要がある。

(2)建築会社と言っても、漏水は分からないことが多い。
   早めに漏水専門業者に依頼した方が無駄な費用が掛からない。

ということ。

トラブルに後手後手で対応するのでなく、先手を打てるようにしていきましょう。

今回の稼ぐ戸建賃貸レポートが、あなたのお役に立てば幸いです。

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それでは、次回の稼ぐ戸建賃貸レポートをお楽しみに!

◆鹿股 恭平◆