警察からの電話連絡。犯罪者に狙われる物件とは?
「〇〇警察署です、今少し大丈夫ですか?」
突然、警察から電話が入り、身構えてしまいました。
「〇〇アパート〇〇号室の〇〇さんの安否確認でお部屋に入ることになり、鍵を貸していただきたくご連絡しました。」とのことだったのですが、実はこのアパート、7年ほど前に売却してしまっていました。
その旨を伝えると、「ご協力ありがとうございました」というだけで終わったのですが、入居者さんは大丈夫なんだろうかと心配になりました。
もう私の所有ではないですが、それでも気になりますよね。
しかし、警察が現所有者ならいざ知らず、だいぶ過去の所有者に連絡してきたのは、どこの情報を見てのものなのか、そちらもかなり気になりました。
賃貸経営をしていると、年に数回、警察から電話がくることがあります。
多いのは、退去された入居者さん絡みの連絡でしょうか。
何かの犯罪に関わっていたとかでその事情を聞きたい、というものですが、入居中のことでなくて良かったと毎回思います。
その他、事件関係のものもあります。
私の場合、過去に、空室が犯罪絡みの荷物の受け取り場所に使用されるということがありました。
内見を装って空室のキーボックス解除番号を取得し、一時的な荷物の受け渡し場所として利用されるというものです。
最近、この手の犯罪がまた増えてきているようですので、注意が必要です。
空室が短期間ですぐに満室になっていくような場合は、犯罪に使われる可能性は低いと思います。
問題は長期間の空室物件です。
ちょっと考えてみれば、このような空室は犯罪者にとって好都合なのが分かります。
半年、一年と空いているような物件で、さらに放置されているようなものだと、犯罪者の住まいのような形で使用される可能性もないとは言えませんものね。
賃貸業界には「絶対に決まらない物件」があります。
それはどんな物件かというと、「大家さんが関心をなくしてしまった物件」だと私は思っています。
部屋が空いているのに、対策を何もしない・・・。
空いてるのが当たり前。
空気が淀んでいる・・・。
玄関を開けると、虫の死骸が転がっている・・・。
たとえ一か月の空室でも、大家さんに関心があれば、お部屋がどんな状況になっているかを確認しようと思いますよね。
大家さんから見放された物件は、本当に負のオーラを放っていて、必然的に犯罪も引き寄せてしまうものだと私は思います。
私はそこまでの長期の空室を抱えたことはないですが、常に自分の物件には関心を持ち続けたいと思います!
まとめ:
空室を当たり前の状態と思ってはいけない。
常に自分の物件に関心を持ち続けよう!
今回は物件との関わり方についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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